故リサ・マリー・プレスリーさん(享年54)は、父エルヴィス・プレスリーさん(享年42)のことを「いつも心配」し、父が死ぬのではないかという不安に悩まされていたことが分かった。1977年、まだ9歳の時に父親を亡くした歌手のリサ・マリーは、遺作となった回想録『フロム・ヒア・トゥ・ザ・グレート・アンノウン』の中で、幼少期の多くを父親の心配に費やしていたことを明かした。
ピープルに掲載された同書からの抜粋に、リサ・マリーは綴った。「私の父が死んでしまうことをいつも心配していた。時々父に会うと、父はおかしい時もあったし、気絶しているのを見つけることもあった。私は 『パパが死なないことを願う』という部分がある詩を書いた」
また娘は、父親のステージを見て感じた喜びについても振り返っている。「彼のショーに行くのが世界で一番好きだった。私は彼をとても誇りに思っていた。彼は私の手を引いてステージに連れ出し、ステージ上の彼の立ち位置まで歩かせ、そして私は客席の自分の場所まで連れていかれた。いつもは(エルヴィスの父)ヴァーノンと一緒だった」
「ショーの熱気。あの感覚に匹敵するものは今まで感じたことがない。電撃的というのは一般的な言葉だけど、本当にそんな感じだった。私は彼のパフォーマンスを見るのが大好きだった」
リサ・マリーは、10月に出版される同書の執筆中であった2023年1月に他界。その後娘のライリー・キーオが母の録音をもとに本の続きを完成させた。リサ・マリーはマイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジの元妻としても知られている。