元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が27日、X(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)の焦点となる〝裏金議員〟への対応について、出馬表明した石破茂元幹事長が党の処分見直しは行わないとする姿勢を示したことに対して「政治と国民意識の乖離が生まれる」との見解を示した。
報道各社による8月の世論調査で、石破氏は「次期総裁にふさわしい人」で〝1番人気〟となっており、派閥の裏金問題などにも厳しい姿勢で対処するとみられていた。だが、石破氏は27日、裏金議員の処分について「1回決めたものを覆すのはあるべきだと思わない」と、その期待に反比例して消極的とも受け止められる発言をしたことを受け、橋下氏は「うーん、やっぱり石破さんも裏金国会議員に配慮。」と苦言を呈した。
さらに、河野太郎デジタル大臣が26日の出馬表明時に裏金議員に対して「不記載と同じ金額を返還してけじめとするのがよい」と発言したことについても、橋下氏は「河野さんも返金要求まで。」と指摘。その上で、「今の仕組みではこうやって政治と国民意識の乖離が生まれる。」と嘆いた。
橋下氏の投稿に対し、フォロワーからは「石破さんにはがっかりですね」「これは石破茂氏のお考え。正しいと思います」「自民党はオワコン!」「裏金議員だらけだから配慮しないと総裁選に勝てるはずがないからね」といった声が続いた。