元環境相で、自民党の小泉進次郎衆院議員(43)が、10日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト番組「吉野直也のNIKKEI切り抜きニュース」に出演。2児の父の進次郎氏は、父親になって人生観が変わったかという問いに「予想以上に変わりました。これほど自分が見えていないものがあったんだという気づき。自分が親になることで、自分の親が自分にやってきてくれたことに対する気づき。これがものすごく大きかった」と話した。
進次郎氏は「親に対する感謝が増したっていうのが、自分が親になったことでものすごく大きな一つですね。自分が今、子どもに対してやっていることをやりながら、時に眠いな、大変だなっていう思いをする時に、そうか、こういうことをやってきてくれたんだという気づきが多い。自分にもこういうことをやってきてくれたんだっていう親への感謝」としみじみ振り返った。
子どもへの弁当づくりをするという進次郎氏だが「(父の純一郎氏は)してなかったでしょうね」と笑った。
進次郎氏は「できる方がやるっていうスタイルでやっています」と、妻の滝川クリステルと育児を分担していることを明かした。「朝は息子のことを園に送るのが私の役割。妻が仕事をしている時に、私が帰りのピックアップだったり。お風呂入れること。寝かしつけ、読み聞かせ。そういったこともやってます」と、日常生活の一端をのぞかせた。
「これ面白いのはですね…」と切り出した進次郎氏は「朝に(息子を)園に送っていくのと、迎えに行くので、かなり気持ち違うんですよね。送りと迎え、やはり両方やる中での気づきってすごく大きい」と熱を込めた。
進次郎氏は「朝は送って『行ってらっしゃい。今日も一日楽しんでね』っていう形でバイバイっていう形で見送るんですけど、時々仕事が切り上げられる時とか、抜けられる時は迎えに行くんですけど…」と語った。
その上で「この前、ちょっと仕事も遅くなって、迎えに行ったら残っているのがうちの子ともう一人の子だった。2人だけ。『あー、こんなに待たしちゃって申し訳ない』って申し訳なさをすごく感じるのが迎えに行くこと。一方で、もう一人の子は1人だけになっちゃうんだよなっていう…残った一人の子に対して『ごめんね』っていう思いとか」と、残された子へ思いをはせた。
進次郎氏は同番組で、9月に予定される自民党総裁選への出馬について明言を避けながらも「自分で考えて自分で歩みを進めるも引くも、それは自分で決めるってのは当たり前のこと」と語り、父の純一郎元首相(82)が、進次郎氏に「50歳までは総裁選に出るな」と語ったとする報道を否定した。