格闘技イベント「RIZIN」を主催するドリームファクトリーワールドワイドは22日、28日に行われる「超RIZIN.3」(さいたまスーパーアリーナ)のメインイベント朝倉未来-平本蓮で予定されていたタレント手越祐也(36)による国家独唱を取りやめると発表した。
同社は「この一戦が少しでも世間の耳目を集め、より多くの方々に見ていただく方策として、このようなオファーをし、手越さんにはご快諾をいただいておりました」としながらも、説明不足により選手から大きな反発があったとした。また「加えて選手からの一方的な発信に乗じた人たちから手越さんへ直接、誹謗中傷やへイトメッセージがSNSで送りつけられる事態となり、多大なるご迷惑をおかけすることとなりました」と経緯を説明した。
協議で、手越から「あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の独唱は辞退させてほしい」との申し出があったという。
同社は「弊社の選手管理や本件の進め方に落ち度があったことで、手越さんにこのような思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げる次第です」と、手越や手越のファンに謝罪した。
手越に対しての中傷が一部で続いているとして「本当に盛り上げに寄与したいという思いで引き受けていただいた方に、罵詈雑言(ばりぞうごん)や悪口を浴びせる行為はあってはなりません。いますぐにやめていただくようお願い申し上げます。責められるべきは弊社であると考えています。また、手越さんの国歌独唱を期待されPPVを購入された手越さんファンの方々におかれましては、返金対応を取らせていただきます」と呼びかけた。
20日に、同試合での国歌独唱が発表されたが、未来はXで「試合前の国家斉唱とかはなしにしてください リングに上がったらすぐ戦いたい」などと反発。平本も「国歌斉唱、手越だけはやめてください 国歌斉唱もいらないし」とし、後に「盛大に怒られました」とポストした。