前参院議員で、7日投開票の東京都知事選に立候補した蓮舫氏(56)が13日、インスタグラムでのライブ配信で、落選後の今後について言及。「今はねぇ、国政選挙はもう考えていない」と話した。
長男で俳優の村田琳(27)とともに、都知事選後初のインスタライブを行った蓮舫氏は「元気です。1週間経ってもう落ち着きました。今回、成果があったんだよね。確実に演説を通じてつながっている人がいるっていうのも分かったし、言葉も届いていた。それを切望していたっていう答えもあって、政治ってやっぱり双方向なんだっていうのはすごく感じて。楽しい選挙でした」と報告した。
蓮舫氏の「国政選挙もう考えていない」との発言に、村田も「えっ!?そうなんだ」と驚きの声を上げた。
都知事選を振り返った蓮舫氏は「すごい景色を見た。千人単位で聴衆の増えていく演説会場って初めてで、2009年の時もなかった。毎晩、帰ってきて自分の演説をここが悪かった足りなかった…実は今でも夢見ているんですよ」と述懐した。
その上で「そこまでちゃんと聞いてくださった人がいて、残念ながら結果が出せなかったんだけど、それでも120万を超える人が蓮舫って書いてくれた人に対して、これでまた国政に戻るっていうのはちょっと私の中では違う。そしたら、渡り鳥みたいじゃない」と語った。
蓮舫氏は、自身に期待する声があるとしながらも「あれは、都知事として頑張って欲しいという応援団だったから、次のステップで『また国政ですか』っていう声は聞いてないんですよ。そうすると自分の中で整理をつけなきゃいけないと思っていて、いったんピリオドって思っていて」と説明した。
2004年から、都知事選出馬に伴う24年の自動失職まで、20年間参院議員を務めた。村田から「ピリオドじゃないけど、20年間やってきたことに終止符を打って挑戦したの?」と問われると「もちろん」と即答した。
蓮舫氏は「結果が出せなかったし、でも応援してくれた人の声もあるから、何ができるのかなっていうのを今考え始めている」と明かす。「今ちょっと不安も半分ありながら…。無職なんでね」と、自虐的に笑い飛ばした。