小沢一郎氏、郵便料金の値上げで問題提起「郵政民営化とは一体何だったのか」「うかつに手紙も出せない」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
立憲民主党の小沢一郎衆院議員
立憲民主党の小沢一郎衆院議員

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が13日、事務所のX(旧ツイッター)を更新。日本郵便が同日、郵便料金の値上げを発表したことを受け、「郵政民営化とは一体何だったのか」と疑問を呈した。

 10月から、手紙(25グラム以下の定形郵便物)は現行の84円から110円に、はがきは63円から85円になる。消費税増税時を除き、封書の値上げは1994年以来30年ぶり、はがきは2017年以来7年ぶりとなる。50グラム以下の手紙も94円から110円に。レターパックや速達料金なども約15%値上げされるという。

 郵政民営化は小泉純一郎内閣で重要施策の一つとして推進され、2007年に実現。だが、近年は社会のデジタル化によって郵便物が減少する一方で、人件費の高騰などによって、日本郵便の郵便・物流事業は昨年度に686億円の赤字となっていた。

 小沢氏は「10月に封書が110円、はがきは85円になる」と切り出し、「配達は遅くなり、値段は上がっていく。迂闊(うかつ)に手紙も出せない。」と指摘。その上で、同氏は「郵政民営化とは一体何だったのか、冷静に考える必要。当時から人口減少対策にこそエネルギーを注ぐべきではなかったか?」と問題提起した。

 小沢氏の投稿に対し、フォロワーからは「今度は何が値上げになるのか?」「買い置きのハガキ、また切手を貼らなければなりません」といった声が続いた。

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