スターライト・キッド 全ユニット行脚達成もQQ入りは否定!いよいよ進路決断モードに【スターダム】

山本 鋼平 山本 鋼平
頬杖をつき向かい合うスターライト・キッド(左)と中野たむ=24年6・2後楽園ホール大会 ⓒSTARDOM
頬杖をつき向かい合うスターライト・キッド(左)と中野たむ=24年6・2後楽園ホール大会 ⓒSTARDOM

 スターダムの東京・後楽園ホール大会が2日に行われ、ユニット未所属の状況が続くスターライト・キッドがクイーンズ・クエスト(QQ)の面々と共闘し、スターダムの全ユニット行脚を達成した。天咲光由、レディ・C、妃南、AZM、上谷沙弥と組み、安納サオリ&中野たむ&なつぽい&水森由菜&さくらあや&玖麗さやかと対戦。白星に貢献した。

 S・キッドは胸を張って、声を張り上げた。「今日でユニット全制覇!」。自ら手をたたき、異例ロードの達成感を示した。「たむちゃんともしっかり向き合えた。そろそろ私のやりたいこと、やらなきゃいけないことを明確にしていかないとね」。これから進む道へ、気を引き締めた。

 この日は妃南からタッチを受けリングイン。安納にその場跳びムーンサルトを決めて身軽さをアピールすると、代わったたむを相手にAZMとの連係攻撃を披露。リングを縦横無尽に駆け巡ったかと思えば、思いを寄せられているたむと頬杖をつきながら向き合う独自の世界観も展開。援護したAZMが21分18秒、ダイビングフットスタンプからの片エビ固めで玖麗さやかから3カウントを奪取。心地よさそうに勝利の味をかみしめた。

 4・27横浜BUNTAI大会で大江戸隊を追放されて以降、STARS、コズミック・エンジェルズ、ゴッズアイ、イーネクサスヴィー、さらに無所属の鈴季すず、星来芽依とタッグを組むなど、ユニットの枠を超え、全方位にスターダムのレスラーと肌を合わせてきた。

 AZMとは好連係を見せたが、QQ入りの可能性は完全否定した。試合後のバックステージ、上谷による大江戸隊・渡辺桃のQQ勧誘の動きを巡って、ユニット内で意見が交わされる様子を目の当たりにし「桃がどういう答えを出すか知らないけどさ、アイツとまた一緒にやる可能性があるのはゴメンかも。上谷は因縁の相手でもある。連係は良かったかもしれないけれど、QQは遠ざかったかな」とキッパリ。新たな決断に向け、いよいよ絞り込みの時期に突入した。

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