住民に愛される空飛ぶワンちゃん…ドローンと合体した奈良県王寺町の前代未聞のゆるキャラが話題に

ゆきほ ゆきほ

背中からプロペラを生やし、笑顔で空中を散歩するワンちゃんの動画がSNSに投稿され、話題になっています。

正体は奈良県王寺町のゆるキャラ「雪丸」。前代未聞の空飛ぶゆるきゃらを観た人々からは、「かわいすぎる」「シュール」「けたたましい音がヤバい」など大反響が。聖徳太子の愛犬をモデルに作られた雪丸は、白く垂れた耳と笑顔が印象的。丸いフォルムで癒し系の見た目ですが、背中にはドローンが接続されています。

全国の自治体には多くのゆるキャラが存在していますが、それらとは全く違う“飛ぶ雪丸”。雪丸ドローンを制作した奈良県王寺町観光協会さんに話を聞きました。

◇   ◇  ◇

――にっこり楽しそうに空中散歩する雪丸に癒されます。

担当者:飼い主だった聖徳太子様を想いながら、のんびり手足を動かし、町を散歩して、町で出会う人たちの笑顔に目を細めているんだと思います。出会う方々に、おはよう!なんて挨拶してるんじゃないでしょうか。

――なぜ雪丸を飛ばそうと思ったんですか?

担当者:私たちの住む奈良県王寺町を、雪丸が空中からゆるーく町歩きして町の名所を訪れる動画が作りたかったので、雪丸ドローンを作りました。

――開発する上で大変だったことはなんですか?

担当者:空中をフワフワ散歩しているように、手足を動かすのが難しかったです。あくまでも、のんびり散歩しているように見せたかったので。あと、手足の裏の肉球のぷにゅぷにゅ加減にもこだわりました!

――下からみても可愛いんですね!初めて飛んだ時は、どんな気持ちでしたか?

担当者:雪丸が楽しそうに空中散歩をする姿を見守る子供達の笑顔も楽しそうで、とても嬉しかったです。

――空中散歩が終わる時は、スタッフの方に抱きしめられて着地していますね。それもすごくかわいいです。

担当者:雪丸ドローンは、長さ約70cm、重量約4kgもあり、操縦も着地もとても難しいんです。ですので、操縦は専門の方にお願いしています。

――雪丸は今後どのような活躍をしてくれるのでしょうか?

担当者:何か大きなイベント等でオファーがあれば飛行させに行きたいです。屋外じゃなくても、大型室内施設でしたら風の抵抗もなく安全に長く飛行できるので、色々な方に空飛ぶ雪丸を見ていただく機会をどんどん増やせればいいなと思っています。雪丸と一緒に、これからもっと王寺町の魅力を発信していきますので、皆さまぜひ王寺町へ遊びにお越しください~。

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奈良県王寺町には、聖徳太子ゆかりの「達磨寺」があり、境内には聖徳太子の愛犬「雪丸」の石像があります。週末には多くの愛犬家が訪れる場所で、観光案内所では、雪丸グッズやわんちゃんのお守りも販売中。

4月に行われる「達磨会式」というイベントでは「わんわん稚児行列」が行われ、袴姿のわんちゃんや可愛らしい着物を着たわんちゃんが練り歩く姿も話題になっています。雪丸は今年で町公式マスコットキャラクターに認定されて11周年(11=わんわん)という節目の年ということもあり、雪丸ドローンの出番も多くなりそう。是非一度、奈良県王寺町を訪れてみるのはいかがでしょうか。

雪丸 HP
https://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/yukimaru

奈良県観光協会HP
https://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/

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