芸能プロダクションでタレント営業の仕事をしながら、自らもタレント活動を行う〝最強の素人〟池田桃子(31)が19日、都内で初写真集「桃色営業」(ワニブックス)の発売記念イベントを行った。
同日に配信された演歌歌手デビュー曲「私が仕切ります」のジャケットと同じスーツ姿で登場した池田。自身の仕事と名前を掛け合わせた写真集のタイトルとは関係ないが、なぜか胸の谷間が大きく開いた姿で〝桃色会見〟を実施した。撮影は東京、伊豆、自身の故郷である北九州で行われ、「不倫旅行、そしてその破局まで」をテーマに物語性に満ちたカットを披露した。
ファッションモデル、ほのかのマネジャーとしてテレビ番組に登場するようになり、昨年10月にはダイエット企画を経て、絞った体でグラビアデビュー。半年後に今回の初写真集発売に至った。写真集の企画を仕事仲間に話した当初は冗談と思われたといい「本になったのを持っていったら、うちの社長からは、お前やっぱ変な奴だなって言われました」と笑った。恵比寿では間借りのスナックママとしても働いており、演歌歌手デビューも果たしたことで、営業職、グラビアを合わせて〝四刀流〟へと進化を遂げた。
「都会でキラキラしたOLが不倫をするんですけど、温泉旅行に行き、楽しく過ごしていたんですが、やっぱりうまくいかないよねっていうところで破局して、私の地元北九州に戻って、なんだか楽しくやっているよというストーリー仕立てになっております。(ロケ先に)どうしても地元の北九州を入れたくて話していたら、最後は破局しかないということになりました」
番組企画で10キロの減量に成功した肉体で撮影がスタートし、当初はくびれが際立つカットが目立つが、北九州では「もう好き放題に飲んで食べて、破局した後の少し堕落した生活みたいなところを描いています」という展開。東京のホテルで全裸にバスタオルをかぶった表紙は「かなり酔っぱらって撮っているところ。めちゃくちゃ限界を突破してると思います」と胸を張った。お気に入りカットは、寂れた北九州の繁華街で撮影したもの。「『もも』というお店の看板の前で撮ろうとしたら、隣のお店が『プリン』というお店で、看板の『プ』の丸のところが光でいい感じに消えて、『ももフリン』と見える。奇跡の一枚と思いました」と説明した。
酔っぱらっての撮影を含め、後半には体のラインが崩れていく常識破りな写真集。「結構これで限界」という納得の作品で「素人の写真集とは思えないぐらいの出来栄え。本当にキレイに撮っていただいてるので、楽しんで見てもらえたら」と呼びかけた。
最後に〝四刀流〟に続く新境地を問われると「これ以上何をやれるんだっていうところあるんですけど、なんか営業会社の社長とかやりたいですね。肩書きを営業から社長にランクアップしていきたいところはあります」と、笑顔で話していた。