セリーヌ・ディオン「とてつもない緊張」 グラミー賞のプレゼンター役で仕事復帰 神経疾患で2年間休養

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 セリーヌ・ディオン
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 世界的有名歌手のセリーヌ・ディオン(56)が、グラミー賞授賞式でのショービジネス復帰は「とてつもない緊張」だったという。

 2022年に稀な神経疾患であるスティッフパーソン症候群(SPS)と診断され、ここ2年間はほとんどスポットライトを浴びていなかったセリーヌ、2月の同賞授賞式でテイラー・スウィフトに年間最優秀アルバム賞を贈るために登場し聴衆を驚かせていた。

 YouTubeの「ライフ・イン・ルックス」シリーズでヴォーグのインタビューに応じたセリーヌは、感動的な夜であったと同時に、とても勇気のいる事であったと振り返っている。

 「とても緊張したけれど、同時にとても光栄だった。あの魔法。あの興奮。ファンを見ること、観客を見ること。またショービジネスというものを見ることができた。とても勇気のいる事だった。でも、息子のルネ・シャルルが来てくれて、応援してくれたの。そして、テイラー・スウィフトに年間最優秀アルバム賞を贈ることができたのはとても光栄だった。だって彼女は人生を謳歌している真っ最中だし、私がそれを贈る役を与えられた人だなんてね。でも、スタンディングオベーションを受けると、いつもとても感動するわ」

 また同式典でドレスの上に着ていたマスタードイエローのヴァレンティノのコートが快適さを与えてくれたとして「コートを着てステージを歩けるのって?勿論よ!ファッションは何だって良いのよ。そのコートを自分のものにして、楽しんで。そして、このコートに頼ることで、ちょっとしたことから自分を隠すことができて、ちょっと気分が良くなったわ」と振り返った。

 亡き夫レネ・アンジェリルとの間に、23歳の息子レネ・チャールズと13歳の双子ネルソンとエディを持つセリーヌ。一方でSPSの「奇跡的な」治療を望んでいる事をフランスのヴォーグ誌に吐露してもいた。

 「この病気はまだ私の中にあるし、これからもずっとある。科学的な研究によって奇跡が起こることを願っているわ。週5日、私は運動療法、理学療法、発声療法を受けている。つま先、膝、ふくらはぎ、指、歌、声を鍛えている。私は今、それとともに生きることを学ばなければならないのよ」

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