女優、グラビアアイドルの大原優乃(24)が23日、東京・港区の三田警察署で一日警察署長に就任。三田警察署特殊詐欺撲滅キャンペーンに登壇し、自身が被害を受けたことを明かし、特殊詐欺撲滅を呼びかけた。
近年は「ゆるキャン△」、「あせとせっけん」、「秘密を持った少年たち」、「万博の太陽」など数々の話題作に出演し、親しみやすいキャラクターと印象的な声を持ち味に、演技面でも成長著しい大原。今回は警察官の制服に身を包み「私自身、一日警察署長は初めてなので、光栄な気持ちで一杯です!」と、笑顔を見せた。同署の草間署長から委嘱状が贈られた後、三田警察署生活安全課の黒木課長との特殊詐欺注意喚起トークショーを実施。
大原は、「最近は色んな詐欺があって、実は、私も詐欺に引っかかってしまったんです」と打ち明けると、会場からはどよめきの声が上がった。続けて、「あるメールが来て、口座番号まで打ち込んでしまったのですが、お母さんがたまたま近くにいて、それは詐欺だよと教えてくれました。慌てて口座番号のパスワードを変更したことがあります」と、苦笑いを浮かべながら明かした。
イベントのトークパートでは、注意すべき特殊詐欺のランキングとして、オレオレ詐欺、還付金詐欺、サポート詐欺などが紹介。実際の犯行手口や、対策方法についてのディスカッションが行われた。注意するべき特殊詐欺ランキング1位となったのは、パソコンやスマートフォンで動画やWebサイトなどを見ているときに、"ウイルスに感染"などと警告表示と連絡先が出て、ウイルス除去名目で現金振込や電子マネーカードの購入を要求する、というもの。
大原は「サポート詐欺は、聞いたことがなくて」と話しつつも、「つい最近、共演者の先輩の方の携帯にこのような警告が出て、同時にブザーが鳴ったんです。とても焦っていらっしゃったんですけど、すぐにこれは詐欺ですよとお伝えして、1回電源を切ってもらいました」と、大原がサポート詐欺を未然に防いでいたエピソードを口に。黒木課長から「大原署長、詐欺の未然防止ありがとうございます!」と、感謝を伝えられ、会場からは歓声が上がった。
大原は最後に「改めて今日は、たくさん学ばせていただきました!詐欺は、被害者だけでなく、近しい方々の人生も壊してしまうかもしれません。また、被害者だけでなく、詐欺に加担する方も減っていってほしいです」と呼びかけていた。