韓国映画「破墓」漢字表現で中国側が嘲笑→韓国ファン激怒 ネット民が“場外乱闘”

椎 美雪 椎 美雪
映画「パミョ」でシャーマンを演じているキム・ゴウン(出典:SHOWBOX)
映画「パミョ」でシャーマンを演じているキム・ゴウン(出典:SHOWBOX)

 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」などに出演した女優キム・ゴウンが、シャーマン(宗教的職能者)を演じている映画「パミョ(破墓)」が2月22日に韓国で公開され、3週間で観客動員数が1000万人に届きそうな勢いを見せている。

 「パミョ」は風水師、葬儀屋、シャーマンがある金持ちから依頼を受け、古い墓を掘り起こすことになり繰り広げられる恐ろしい事件を描いた、オカルトミステリー作品。「オールド・ボーイ」で知られるチェ・ミンシクが風水師キム・サンドク役を、キム・ゴウンはシャーマンのイ・ファリム役、ユ・ヘジンは葬儀屋のコ・ヨンギュン役を熱演している。

 そんな中、同作が中国でも話題を集めていると、韓国メディアのスポーツ朝鮮が最近報じた。記事によると3月8日に台湾の一部で公開された後、中国ネットユーザーが、俳優の顔に漢字が刻まれていることに対し「不適切だ」と反感を示しているという。

 個別ポスターでは、キム・ゴウン演じるファリムの顔に写経のような文字が刻まれた姿が、アップで登場している。

 中国では、顔に文字を書いたり刻んだりする行為は非常に侮辱的・屈辱的な行為だそうで、ネットユーザーは「韓国人が、全く知らない漢字を顔に描いてて本当に笑える」「韓国人が映画のために、あらゆる漢字を顔に貼り付け始めた」「誰が私の母国語の恥ずかしさを和らげてくれるの?」「古くは犯罪者たちだけが顔に文字を刻んでいた」などと、批判の声をあげている。

 そんな中国の反応を知った、韓国のネットユーザーは激怒し「漢字は中国だけのものではない」「英語のアルファベットの書き方を気にする人いる? いないよ」「不法に映画を観ている人たちに、映画を語る資格があると思ってるのか」などと応戦した。

 しかし、同メディアは中国サイドが韓流コンテンツや韓国アーティストにケチをつけるのは、今に始まったことではないと記述する。

 以前IVE(アイヴ)のチャン・ウォニョンが、パリのファッションウイークで鳳凰(ほうおう)のかんざしをつけた際、中国サイドは「中国文化を盗んだ」と主張。BTSが、朝鮮戦争70周年について言及した時は「中国の尊厳を失墜させた」と騒いだことも。その他、BLACKPINKやNewJeans、IU(アイユー)までもが、中国の無茶苦茶な攻撃対象になったことがあるという。

 そんな中で、中国が今度は「パミョ」をターゲットに攻撃をしかけたとし、韓国国内ファンの反発が大きくなっている様相だ。

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