日本保守党・百田代表 小池百合子都知事出馬可能性に「アラビア語対決を」 衆院東京15区補選に飯山陽氏擁立

杉田 康人 杉田 康人
都内で会見する飯山陽氏
都内で会見する飯山陽氏

 政治団体・日本保守党が5日、柿沢未途氏の辞職に伴う衆院東京15区補選(江東区、4月28日投開票)の公認候補者として、イスラム思想研究者で麗澤大学客員教授の飯山陽(あかり)氏(48)を擁立すると発表した。2023年10月に旗揚げした日本保守党にとって、国政選挙への初挑戦となる。

 都内で百田尚樹代表(68)、有本香事務総長(61)とともに会見した飯山氏は「日本がどんどん貧しく、弱くなっている。今日本に必要なのは、クリーンでなおかつ日本を豊かに、強くする政治。これは日本保守党が掲げている理念。岸田政権は日本を貧しく、弱くする政策しかしていない」と、出馬の理由を語った。

 週刊誌などの連載すべてを降板。第2次世界大戦で連合軍が行った「ノルマンディー上陸作戦」になぞらえた飯山氏は「日本を豊かで強くさせる政治をやるため、必ず誰かが先陣を切って戦わないといけない。その誰かが私であるなら、やるしかない。討ち死にしてもいい」と不退転の決意を示した。

 衆院東京15区補選をめぐっては、共産党が小堤(こづつみ)東氏(34)、日本維新の会が金沢結衣氏(33)の擁立を決めており、激戦が予想される。

 百田氏は「自民党も候補者を決めかねているという情報もあります。自民党は今回、単独では勝てないんじゃないかということで公明党、あるいは都民ファースト…小池都知事との連携なんかを模索しているという話も聞いてますが」と推測。「我々、あまり興味がありません。ただ、自民党がぜひ日本保守党と一緒にやりたいと言うてきたら、考えてもいいかな…ぐらいですね」と笑わせた。

 記者団から、小池百合子都知事(71)の同補選への出馬がうわさされていることを問われた百田氏は「小池都知事が出てきたら、ぜひ私は小池都知事と飯山さんのアラビア語対決をやってもらいたいなと思ってます」と、アラビア語の通訳者としても知られる飯山氏と小池氏の激突を期待した。

 有本氏は「自民党は不名誉を江東区に着せている。いったい『どういう顔をして候補者を立てるんですか?』と申し上げたい」と語気を強める。

 小池氏が影響力を持って自民、公明党と一緒になって候補者を擁立、もしくは無所属候補に乗る可能性も指摘し「都議会自民党は8年前、小池さんと戦って敗れた。これ何ですか?っていう話になりますよね。小池さんにすがって自民党が一緒にやろうっていうんだったら、わけわからない。なおさら、こんな人たちに負けるわけにはいかない」と闘志を燃やしていた。

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