女優のフェリシティ・ハフマン(61)は、大学入試スキャンダルの後、自分や以前の生活は「終わった」と感じているという。ドラマ『デスパレートな妻たち』で知られるフェリシティは、2019年5月に娘の大学裏口入学計画に関与したとして、SAT試験の点数の改ざんなどの捏造に1万5000ドル(約220万円)を支払った容疑を認め、11日間の服役、3万ドル(約4400万円)の罰金、250時間の社会奉仕活動を行っていた。
フェリシティはガーディアン紙に「子供たちが元気で、夫が元気でいる限り、私は元気だと思う。ここにいられることに感謝している。でも、『自分はどうか?』については、まだ処理中ね。最近、ABCのパイロット版制作を撮ったんだけど、採用されなかった。辛かった。以前の人生が終わって、自分も一緒に終わったような感じ。幸運にも家族がいて、愛と手段があったから、着地点を得られた」と語っている。
一方、夫ウィリアム・H・メイシーとの間にソフィア(23)とジョージア(21)の2人の娘を持つフェリシティは、「自分が犯したことを棚に上げるわけじゃないけど、親切で思いやりのある人はいた。そうでない人も」と同スキャンダルに対する世間からの様々な反応を振り返り、「みんなは、私がシステムをごまかす方法を探して、路地裏で犯罪的な取引をしていると思い込んでいるようだけど、そうじゃないわ」とABC7の『アイウィットネス・ニュース』で主張した。
同事件の首謀者として有罪判決を受けたウィリアム・リック・シンガーを信じ切ってしまったというフェリシティは、「彼はプログラムや家庭教師を推薦し、専門家だった。その1年後、彼が『あなたの娘はどの大学にも合格できない』と言い始めたのよ。彼が徐々に犯罪計画を提示し始めたとき、娘に未来を与えるためにはそれしか選択肢がないように思えたし、後悔先に立たずだけど、それをしなければ悪い母親になってしまうような気がした。だから、やったの」と明かした。