歌手IU、物議をかもした新曲タイトルの変更を発表「曲のメッセージがぼやけること憂慮」BTSのVが参加

椎 美雪 椎 美雪
IUの声もAI技術により無断で利用されている(出典:IU SNS)
IUの声もAI技術により無断で利用されている(出典:IU SNS)

 歌手であり女優としても活躍するIU(アイユー)が、BTSのV(ブイ)が参加したことでも話題を呼んでいる24日発売予定の新曲タイトルを「Love Wins」から「Love wins all」へ変更したことを発表した。「Love Wins」というタイトルが、SNSなどで物議をかもしていた。

 IUの所属事務所EDAMエンターテインメントは「24日午後6時に発表予定のIUの新曲タイトル『Love Wins』を『Love wins all』に変更する」と明かした。また「この楽曲タイトルのために重要なメッセージがぼやけてしまうことを憂慮し、意見を集めさまざまな姿で愛しながら生きる全てを尊重し応援したい」と、その理由について述べている。

 そして「発表する楽曲に込めたメッセージと最も反対のポイントの言葉があれば、それは〝嫌悪〟である」「嫌悪のない世界で全ての愛が勝利し、誰も傷つくことなくこの曲の意味が伝わることを心より願っている」と付け加えた。

 当初に発表した「Love Wins」という単語は2015年6月26日、アメリカの同性結婚合法化以降、性的少数者たちの間で言及されTwitter(現X)のハッシュタグとして使われているもの。さまざまなクィアパレードで代表的なフレーズとしても使用されている。

 そのため、このタイトルが発表されて以降、SNSなどで賛否両論が巻き起こった。この論争が大きくなったため、IUサイドは楽曲の意味を考慮し曲名を変更したとみられる。

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