俳優ジェームズ・マキャフリーさんが死去した。65歳だった。ビデオゲーム「マックス・ペイン」シリーズの主人公の声優として知られ、『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』、『SUITS/スーツ』、『セックス・アンド・ザ・シティ』、『ホワイトカラー』などの人気ドラマにも出演していたジェームズが血液がんの一種である多発性骨髄腫との闘病の末、17日に帰らぬ人となった。
代理人はTMZに対し語った。「(ジェームズ主演ドラマ『スウィフト・ジャスティス』の制作者)ディック・ウルフの弟子の1人であるマキャフリー氏は、テレビと映画で35年間のキャリアを築き成功を収めました」「アクターズ・スタジオで訓練を受けた彼は、キャラクターを創造することへの情熱を失うことはありませんでした。しかし持ち前の美貌によって主役を演じることが多かったのです」
俳優ケビン・ディロンは、インスタグラムに「ジェームズ・マキャフリー、君と知り合えて幸運だった。私の親友、寂しくなるよ」と賛辞を送っている。
最近の仕事は、10月に発売されたビデオゲームの続編『アラン・ウェイクII』でアレックス・ケイシーの声を再び担当したことだった。ビデオゲームのキャラクターの声を担当しているにもかかわらず、ジェームズは以前、自分はゲーマーではなく、自身の声を聴くために作品をプレイすることはないことを認め、サラトガ・リビング誌にこう語っていた。「僕はビデオゲームの大ファンではないんだ」「マックス・ペインを初めてやった時は、サウンドブースで1日6時間、400ページくらいの台本だった。でも見たこともないし、プレイしたこともないし、やりたいとも思わない。僕はビデオゲームに対する正しい理解が欠けてるね」
妻のロシェル・ボストロムと娘のティアナンを遺して旅立ったジェームズは、テレビで多くの役を演じただけでなく、『好きと言えなくて』『ブラインド 朗読する女』『ブロークン・イングリッシュ』といった映画にも出演していた。