スタローン「君はいくつかで勝ち、多くで負ける。でも最後までやり抜け」 “ロッキー階段”で魂の言葉

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シルベスター・スタローン
シルベスター・スタローン

 俳優シルベスター・スタローン(77)が、映画『ロッキー』公開47周年を記念して、フィラデルフィア市の鍵を授与された。フィラデルフィアを舞台にした1976年作では、その後ロッキー・バルボアのキャラクターに深くつながる場所となったフィラデルフィア美術館の階段でカギとなるシーンが撮影されていた。「ロッキー・デー」となった3日にスタローンが再びその場所に立った。

 現在は、ロッキー像が傍に設置されているその階段で、スタローンは集まった人々に向かい、話していた。「トップに行くと、インスパイアされ、自分が特別で、希望に溢れ、幸せに感じ、何よりも、自分を誇りに思うことができる」

 そして映画のポジティブなメッセージに触れ「人生は闘いだ。タフな闘いで、その準備をしなくてはならない。君は幾つかで勝ち、多くで負ける」「しかし、本当の勝利は決してあきらめず、自分のため、愛する人のために、最後までやり抜くことだ。そしてこれらの階段の上に立つと、全てのことが可能だと思い出させてくれる。パンチし続けろ」と語った。

 今回の訪問中スタローンは、階段と2006年に現在の位置に設置されたロッキー像の近くに新しくオープンする「ロッキー」をテーマにしたショップのリボンもカットした。

 スタローンは、このショップのオープニングに向けて10万ドル(約1500万円)を寄付したと言われており、1年目の収益の一部は、同美術館のイーストテラスと「ロッキー」の階段の修復にあてられるという。

 イベントを前に、スタローンは声明を出していた。「僕にとっても、ロッキーを心に刻んでくれてる人々にとっても、この日は素晴らしい日だ。フィラデルフィアに来て、この階段に立つと、子供の時もそうだったように、それは僕の魂に触れるんだ」「ここは、とても特別な市の、とても特別な場所だ。信じてくれ、世界でもこのような場所はないよ!」

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