“令和最強のメリハリボディ”の愛称を持つグラビアアイドル・辻りりさが18日、都内でファースト写真集「TRIKOT」(KADOKAWA)の発売記念イベントを行った。誕生日を翌日に控え「26歳を迎えるタイミングで一つ自分の形になるものをやれて、とても嬉しい」と感慨を口にした。
撮影は7月に京都、大阪、沖縄で行われた。ウエディングドレス姿で京都の町を走り回り、大阪のディープなナイトクラブのショーダンサー、沖縄のビーチやプールではしゃぐ姿、雑居ビルでのチャイナドレス姿、ボディペイントで全身が乱れた姿などが収められた。
撮影の最初に行われたウエディングドレス姿が思い出深い。「ウエディングドレスで京都の街を疾走して、そのままラーメンを食べる描写があります。『意味分かんなさ』を作りたかったので、すごく良かった。ウエディングドレスを人生で初めて着たのに、ラーメンを食べるんだ、みたいな面白さが、印象に残っています。自分が花嫁姿になるときは、絶対にウエディングドレスで次郎系のラーメンを食べます」と笑顔を見せた。
〝意味分かんなさ〟を追求した自らの提案は、次々に実現したという。「しっちゃかめっちゃかな撮影でした。私の意味分かんなさが、プロの方々のおかげで、まとまっているのに感動しました。普段のグラビアではやらない、自分の本当にやりたい内面をむき出しにしたので、私を知ってもらいたいです」と呼びかけた。
熱心にクラシックバレエに取り組み、2020年にグラビア活動を軸に芸能活動を本格化。〝意味分かんなさ〟への情熱を問われると「クラシックバレエという古典的なことをやってたからこそ、その反対のことに興味がありました。中学校の頃から、変わったことが好きになって、いろんな変なことを調べて、変なことの知識が増えた。やりたい表現が今回の写真集につながりました」と答えた。大学時代は社会学に取り組み、国内、海外のアンダーグラウンドを研究。ヒップホップ文化などに影響を受けたという。
そんな思索と学びを経て、 “令和最強のメリハリボディ”を武器にグラビアアイドルとして活動する現状を「自分で何かをしたかったので、クラシックバレエをやらない判断をしてからは、もう芸能界しかなかった」と説明。26歳の目標を「世に言うアラサーになりまして、かわいらしいところも残したいけれど、大人の魅力、人間的な深さがある女性になりたい」と意気込んだ。慣れ親しんだバレエ衣装と、自らの魅力のとりこにしたいという目標を掛け合わせた写真集タイトル通りに、さらなる前進を誓っていた。