日本人なら誰もが馴染みある食べ物「丼」。
牛丼や親子丼、カツ丼や海鮮丼など、様々な具材とご飯が1つの器で混ざり合う事で完成し、お手軽に楽しめる食事として皆に愛されている。
しかしながらこの丼、自炊派の方や主婦の方にはわかっていただけると思うが、いざ家で作ろうとすると非常に面倒くさい。米を炊飯器で炊いて、具材を調理して、食べ終わった後は器や使った調理器具を全部洗ったりと、前工程と後工程がかさばりとてもお手軽とは言い難いのだ。かと言って現在の物価高ではテイクアウトを続ける訳にもいかない。どうにかして楽は出来ないものか。
今、そんな悩みを解決する便利家電が話題になっている。秋葉原の電機メーカー「サンコー(株)」が開発・販売している「炊き立て丼」だ。
この家電は丼型の器でお米0.5~1合を専用台座で炊飯可能。付属のおかずトレーと一緒に炊飯すれば、レトルト食品や惣菜の温め、蒸し料理が炊飯と同時に出来る優れモノ。一度に全部の調理が出来る上に、容器の丸洗いも可能なので片付けも楽々の便利家電なのだ。
SNSでも「一人暮らしの必須アイテム!」「旦那の帰りが遅い時でも出来立てを食べさせてあげれる」「やる気が無い日でもご飯が作れる」と絶賛されている。
サンコーの広報部、﨏さんにお話を聞いた。
橋本:炊き立て丼開発の経緯をお聞かせください。
﨏:弁当箱型の炊飯器を2019年より展開しており、どんぶりでそのまま炊けると良いよねという発想から企画しました。
橋本:弁当型炊飯器!それも非常に便利そうでいいですね!反響はいかがですか?
﨏:10月23日の発売日からSNSで話題となり、たくさんの方がご購入してくださいました。お客様がSNSに炊き立て丼で炊いたごはん、どんぶりを投稿して下さるのでとても嬉しいです。
橋本:私もそうなんですが、1人暮らしで自炊をする身としては非常にありがたいアイテムですからね(笑)。サンコーさんは食に纏わる家電以外にも様々な家電を開発されてますが、イチ押しの家電があればお教えください。
﨏:この冬におすすめなのが、「着るこたつ『こたんぽ』」と「電熱半纏『ほかてん』」です。電気代もお得にあったまれますので、おすすめです。
橋本:光熱費の高騰が問題になっている昨今、お得に暖が取れるのは非常にありがたいですね!
今後の展望をお聞かせください。
﨏:こんなものがあったら良いなという思い付きから実際に様々なものを商品化してきました。夏のネックファンやネッククーラーなどサンコーがきっかけで世の中が便利になっていくのがとても嬉しいです。今後も社員全員が毎週新商品のアイデアを出すルールのもと、たくさんの商品を生み出していきます。
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炊き立て丼や弁当型炊飯器、着るこたつなど、サンコーが世に送り出した数々の便利家電。「あったらいいなを思い付きで商品化」「社員全員がアイデアを出し合う」。この方法が、痒い所に手が届くユニークな家電の数々を作り出す秘訣なのかも知れない。
なお同社はこの冬にUSBヒーター内蔵のゲーミング手袋、「ゲーミングてぽっか」を発売予定。USB充電式のヒーターを内蔵した指開き手袋で、手がかじかんでしまい細かな操作がしにくい厳しい冬の寒さにとてもありがたい逸品だ。ゲーマー以外にもバイク乗りの方々からも「冬のツーリングにピッタリだ!」と既に絶賛の声が上がっている。「あったらいいな」が早くも花開いているようだ。
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