「ハリポタ」魔法魔術学校校長役 ベテラン俳優が死去 82歳 テレビでも活躍

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 マイケル・ガンボンさん
 マイケル・ガンボンさん

 俳優のマイケル・ガンボンさんが死去した。82歳だった。「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られたマイケルさんが、肺炎を患った後、家族に看取られて安らかに病院で息を引き取ったことをアン夫人と息子ファーガスさんが発表した。

 フィリッパ・ハートさんと間に10代の2人の息子ももうけたマイケルさんは、他界したリチャード・ハリスから引き継ぎ、映画「ハリー・ポッター」シリーズで演じたホグワーツ魔法魔術学校のアルバス・ダンブルドア校長役をはじめ多数の映画に出演、またドラマ『メグレ警視』でタイトルロールを演じるなどテレビの世界でも活躍した。

 60年以上前に俳優の道を歩み始めたマイケルさんは、故ローレンス・オリヴィエと並んで英ロイヤル・ナショナル・シアターのオリジナルメンバーでもあった。そのキャリアの中、ローレンス・オリヴィエ賞を3回、英国アカデミー賞を4回受賞する成功を収めている。

 マイケルさんの訃報を受けて、「ハリー・ポッター」シリーズでハリー役を演じたダニエル・ラドクリフがバラエティを通して声明を発表、こう故人を称賛している。「マイケル・ガンボンを失ったことで、世界が大幅に楽しくないところになりました」「マイケル・ガンボンは、僕が幸運にも一緒に仕事ができた俳優の中で最も素晴らしく、非常に巧みな俳優の1人です。しかし、その計り知れない才能にも関わらず、僕が彼に関して思い出すことは、彼が非常に楽しんで仕事をしていたことです。彼はひょうきんで不遜、そして最高に面白かった。彼は彼の仕事を愛していましたが、それに縛られてはいませんでした」

 「彼は素晴らしいストーリーやジョークの語り手で、記者と話す時に事実とフィクションの境界線をぼかすクセがあったので、プロモーション活動を一緒にするのが最も楽しい人の1人でした」「彼が亡くなったことを知り、非常に悲しんでいますが、僕が幸運にも彼と一緒に仕事をできた人の1人であることに感謝しています」

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