京阪電車の公式ツイッター「京阪電車おでかけ情報」が１１日に投稿した、京阪電車「三条」の駅名看板を「俺、参上」に変更した１枚の写真がＳＮＳで話題だ。フォロワーからは「えっ？ウケる」「え！面白い！実物見てみたい！」「行きたい！」などの声が寄せられている。９月３日まで大阪・ひらかたパークで開催中の「生誕５０周年記念 ＴＨＥ 仮面ライダー展」とのコラボの一つ。仮面ライダー電王の決めぜりふが駅名看板になっている。
実際に目にするべく、３連休の最終日となる１７日、京阪電車「三条駅」へ向かった。１、２番ホームの大阪寄り、進行方向の最後方に、その看板を発見。仮面ライダー電王の決めポーズの写真と決めぜりふ「俺、参上」の文字が掲げられている。「面白いことを考えつくなあ」と思わず、つぶやいてしまった。近くには仮面ライダー１号のポスターも設置され、まさに映えスポット。ファンにはたまらないだろう。
朝夕のピーク時ではなく昼間だったが、この日の京都の気温は35度超。それでも一人や家族連れなど、幅広い世代のファンが続々と写真を撮りに来ていた。駅員に「どこにありますか？」と尋ねる女性も。５０歳の男性は「一人で来ました。ぜひ撮りたいと思って。感動です」と興奮気味。１６歳の娘と１４歳の息子と一緒だった４６歳の女性は「ネットで見て行こうかと。子どもが小さい頃に見ていましたし、電王が好きなので。私が一番、テンションが上がっているかも」と笑顔だった。
広報担当者によると「ＴＨＥ 仮面ライダー展」のイベントを盛り上げるために、東映をはじめとする版権元の協力で企画が誕生。東映、京阪電車、ひらかたパークと案を出し合い、企画乗車券の特典としてクイズラリーの実施等を行うことが決定。クイズラリーのフォトスポットとして、いくつかの駅を装飾する運びとなった。
駅名看板のデザイン変更は案内物としての役割を持つため、慎重に場所を選定。安全を確保できたうえで、利用客に遊び心を楽しんでもらいたいということから、駅や装飾場所を選定、調整が行われた。
他にも淀屋橋～出町柳駅間で「ＴＨＥ 仮面ライダー展開催記念特別列車」を運行する企画なども。詳しくは京阪電車のホームページで。
