クリス・ヘムズワース、超大物監督のマーベル映画批判にショックも大人の対応「彼らとの仕事には飛びつく」

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クリス・ヘムズワース
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 俳優のクリス・ヘムズワースが、自らの「ヒーロー」であるマーティン・スコセッシやクエンティン・タランティーノが、業界が「脆弱」な状態にある中マーベル映画を批判したのは「非常に気が滅入る」ことだと話している。

 スコセッシとタランティーノは以前、スーパーヒーロー映画をあざ笑う発言をしており、マーベル・シネマティック・ユニバース映画でソー役を演じてきたクリスは、それにも関わらず将来これらの大物監督と一緒に仕事が出来ることを願っているという。

 『ソー:ラブ&サンダー』が記憶に新しいクリスはGQにこう語っている。「それを聞くと凄く気が滅入るよ」「僕のヒーロー2人との今後の仕事はなしになったわけさ。彼らは僕のファンではないだろうからね」「人々を映画館に留めたものの一端を担えたことを感謝している」「でも、それらの映画が他の映画に悪影響を与えたかどうかはわからない。この業界やこの芸術スペースが酷く脆弱な時にお互いの粗探しをするのは好きじゃない」「すぐさま、彼らとの仕事には飛びつくよ。でも、この話題に関する幅広い意見に対して言っているんだ。僕達の誰もそれに対する答えを持っていないと思うけど、僕達は努力している」

 『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』などで知られるタランティーノ監督は、ポッドキャスト番組『2ベアーズ、1ケイヴ』に出演した際、マーベル俳優は本物の映画スターではないとして、こう話していた。「これらの俳優は、キャラクター達を演じて有名になった」「でも彼らは映画スターじゃない。キャプテン・アメリカがスターだ。もしくはソーがスターだ。それを言うのは私が初めてじゃない。無数に言われてきたことさ。でも、これらのシリーズのキャラクター達の方がスターになったんだよ」

 一方でスコセッシ監督は以前、「正直なところ、それらの映画は良く出来ていて、俳優達もおかれた状況で最善を尽くしているが、私が考えられるそれらに最も近いものはテーマパークだ」「人間が感情、心理的経験をほかの人間に伝えようとしているシネマではないよ」とエンパイア誌に語っていた。

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