人気ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のギタリストを務めるスラッシュは「レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジのようにギターを演奏したい」と思って育ったという。ジミー以外にも、エリック・クラプトン、「ザ・ローリング・ストーンズ」のキース・リチャーズなどギターの神と言われる面々の演奏に触発され、ギブソン社のエレキギター「レス・ポール」を弾くようになったそうだ。
ツェッペリンの1976年のヒット曲「胸いっぱいの愛を」を初めて聴いた時まだ7歳だったというスラッシュ。今でも 同曲がオープニング・ナンバーとして収録されているアルバム「レッド・ツェッペリンⅡ』は「今まで作られた中で最もクールなレコードのひとつ」と考えているという。
スラッシュはトータル・ギター誌4月号にこう語る。「レス・ポールで演奏するようになったのは、俺に影響を与えた数人の人たちがいたからさ。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、キース・リチャーズ、ビリー・ギボンズなどがそのギターを使って素晴らしい音を出していたんだ」「自分が7歳の頃に『胸いっぱいの愛を』を聴いたのを特によく覚えている。そして、人生で今まで聴いた中で最もクールなレコードと感じたものから発せられた音は、レス・ポールに起因していた。今でも、あのレコードは最もクールなもののひとつだと言える。そして、ジミー・ペイジが持っている写真を見たから、そのギタートーンはレス・ポールだって知っていた。今振り返ってみると、その関連付けはかなり正確だったと思うよ！つまり自分はレス・ポールの音色に惹かれていることを知っていたんだ。私はそのギタートーンを探求するために、さまざまなギターを試してみた。でも結局最終的にはレス・ポールに戻り、それ以来ずっと使い続けているよ」
