300人以上の成人を対象に実施した新たな研究によると、背の高い人を妬(ねた)む個人は、サイコパシー、ナルシシズム(自己愛)、マキャヴェリアニズムといった反社会的なパーソナリティ特性、ダークトライアドを持ちやすい傾向があることが判明した。
自分の身長に満足していない人は、その不服を原因とした不品行に携わる傾向が出やすいそうで、研究を指導したイタリアのパドヴァ大学のピーター・K・ジョナソン氏は心理学と神経学のニュースサイト、PsyPostにこう話す。「特に(背が)高いことを望む人々は、誇示、対立的、権力への興味といった傾向がより特徴的です」
そして、サイコパス的な特徴は性差に関わらず当てはまったとして、「進化論、そしてフロイトの考察から、この関係は男性により特徴的と我々は予想しましたが、性別による相関の違いを示す証拠は乏しいことがわかりました」とジョナソン氏は続けた。