「次回から正式名称で言ってあげて」 古いオフィスや公共施設で見かける天井板が話題「知らない天井だ…」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

古いオフィスや公共施設で見かける天井板の正式名称がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは

「『知らない天井だ…』って皆さんがおっしゃっている奴はだいたい『ロックウール化粧吸音板』です、次回から正式名称で言ってあげてください。」

というくまよしさん(@MajimeOtintin)の投稿。

白地に不規則な穴やひび割れのような模様が付けられたあの天井材…たしかに製品である以上、名前も種類もあるはずなのだが、そこまで意識していたという人は極めて少ないようだ。くまよしさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「知ってしまった…」
「多分『ツイッターで見た覚えはあるけど正式名称までは覚えてない天井だ…』になると思うw」
「これ、じーっと見てると光る虫みたいのが見えたり、黒い霧みたいなのがうねってたりするので
飽きない」
「ロックウール化粧吸音材(吉野石膏の商品名ソーラトン)以外にも天井用化粧石膏ボード(ジプトーン)もあるぜ!
最近は採用が減ってるけど古めの商業施設やオフィスや病院ではこっちの方が多いかも。」

など数々のコメントが寄せられている。

くまよしさんにお話を聞いた。

ーー「知らない天井だ」って漫画「エヴァンゲリオン」の第弐話「見知らぬ、天井」で病室の天井を見た際に碇シンジが言った台詞ですよね。懐かしくなりました。

くまよし:エヴァ、シンジ君の台詞が元ネタで間違いありませんが、ツイートのきっかけは私のTLに流れてきた「知らない天井」の画像です。

「それソーラトン(吉野石膏さんの商品名)ですね。」とツッコミを入れたくて吉野石膏さんのHPよりソーラトンの画像を拝借しツイートしました。

「建材」という括りで見てみると、ちゃんと名前がある。それだけでも豆知識として知っていただけたら幸いです。もちろん「建材の話してるんじゃねーよ!」ってツッコミもいただいており、それは本当に申し訳ない事(余計な事)をしてしまったと反省しております。

ーーかなり詳しそうな方からもコメントがありましたね。

くまよし:私の専門は都市計画や土木ですので、実は建築は専門外です、天井材の詳細は現場の内装屋さんが一番詳しいですね…。

◇ ◇

我々の生活の周辺には今回取り上げた天井材のように、よく見かけているが詳しくは知らないものがたくさん存在する。全てを知ろうとすればきりがないだろうが、たまに興味を向けてみるのも新しい知識の扉が開けていいかもしれない。

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