【漫画】友達に黙って“推し変”した女性宅に突撃訪問!推し活女子の過剰過ぎる日常を描いた作品に「推しが変わっても友達でいて!」

橋本 未来 橋本 未来

 アイドルやアニメのキャラクターなどを、熱狂的に応援する活動をさす“推し活”。なかなか全貌が見えないその謎に包まれた活動を、現役で推し活中という作者自身の経験を踏まえ、漫画作品として描いたのが、『推し友Forever』だ。

 架空の男性アイドルグループ『gRaB(グラブ)』のメンバー、テツ君のファンだった主人公の純加(すみか)は、同じくテツ君を応援する優花里に誘われ、推し活の道へ。その後、密かに別のメンバーに推し変してしまった純加の自宅に、何も知らない優加里が突如訪問し、事態は思わぬ方向へ展開していく……。

 Twitterで連載中のこの作品には、推し活真っ最中の読者を中心に「推しが変わっても友達のままでいて!」「気持ちはわかるけど、切ない」など、共感のコメントが次々と寄せられる話題作となっている。そこで、共感を呼ぶこの作品を手掛けた作者の田丸はるかさん(@torotoro38730)に、作品が生まれたきっかけから読みどころまでを話を聞いた。また、この記事では本作の第一話から最新話までを一挙に紹介する。

実体験と徹底したリサーチで生まれた「リアル」

 小さい頃から漫画家になることが夢で、社会人になってからもその思いを忘れることができなかったと話す、田丸さん。多くの漫画家を輩出している、コルクラボマンガ専科の受講生となり現在は仕事の傍らで創作を行っているという。

 本作は、田丸さん自身の経験が大いに反映されており、「現金にも推し増し(応援する対象を増やすこと)してしまった自分の経験と照らし合わせ、『もしも一緒に推し活していた友達がいたら、すごく気まずいだろうな』と想像したこと」が、創作のきっかけになっている。ただ、推し活をスタートさせた時期は、ちょうどコロナ禍と被っており、本格的な活動ができなかったことから、インターネットを活用し、専門用語や活動内容を徹底的にリサーチしたと語る。

 狂気さも感じる登場人物の中で、とりわけ、熱狂的な優花里は、Twitterでの交流で出会った人々のキャラクターがモチーフになっているという。「ファン同士のお茶会を計画される方、ペンライトにつけるアクセサリーを手作りされている方など、さまざまな形で推しへの愛を表現されている素敵な方達でした。優花里さんがただのヤバい人に見えないのは、そんな方達の素敵で優しい部分が盛り込まれているせいかもしれません」

 「作品のテーマは“同じ趣味で繋がった人間の行く末”であり、この二人は推しがいなくても友達でいられるのか?という密かな課題があります。推しがいなくても、友人と趣味が合わなくなった経験はきっとあると仮定して、主人公に共感してもらえるような演出を心がけております」と、本作のテーマや創作の工夫を語ってくれた田丸さん。今後の目標としては、漫画家として商業誌での連載をひとつの目標に、単行本なども出版したいという。インタビューでの回答からも伝わる通り、この情熱があればきっと、目標達成はそう遠くない日に実現するだろう。 

<田丸はるかさんInformation>
 
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