ゆたぼん、学園生活楽しむ〝リア充〟中学生にボクシングで完敗し涙 YouTubeは再開宣言

杉田 康人 杉田 康人
敗戦に肩を落とすゆたぼん(右)=新宿FACE(撮影・西岡正)
敗戦に肩を落とすゆたぼん(右)=新宿FACE(撮影・西岡正)

 「少年革命家」として活躍する不登校ユーチューバーのゆたぼん(14)が21日、都内で行われたプロボクサー・星野真生(32)が主催するイベント「HEARTS」に登場。自身3戦目となるボクシングマッチに臨み、0-3の判定で敗れた。

 名倉誠士郎(14=NMI GYM)を相手にした90秒2ラウンド限定マッチ。勉強、スポーツ万能で、学園生活をおう歌するリア充中学生に不登校のゆたぼんはかなわなかった。リング上で350人の観衆を前に「学校に行ってなくても、全力でやっていれば強く楽しく、リングに上がれる。人生は、冒険や!」と絶叫したが、控室では涙が止まらない。父の中村幸也さん(42)は「おい、涙ふけ!」と、優しくカツを入れる。控室を訪れたNHK党の立花孝志党首(55)は「負けたのもあるんだろうけど、アンチのことを考えると悔しいんだろうな」と、涙の理由を代弁した。

 YouTube活動を休止して、沖縄県内のボクシングジムで特訓しこの一戦に臨んだ。40キロ契約で体重を38・35キロまで絞ったが、148センチのゆたぼんに比べ8センチの身長差がある名倉からパンチを浴びていた。「ゴングが鳴った後、コーナーに追い詰めてラッシュしたかったができなかった。ボディーに入れたかったが、上を狙っちゃった」と振り返るゆたぼん。「もっとスタミナをつけたい。本気でやっていたから、練習でも涙を流していた」と涙を流し、悔し涙ではないと強がった。

 セコンドには、幸也さんやボクシング元東洋太平洋クルーザー級王者で、西島洋介山のリングネームで活躍していた西島洋介さん(49)、キックボクサーの安奈さん(49)夫妻が就いた。試合前のアップで洋介さんがパンチを避ける動きを教えると、ゆたぼんはすぐに飲み込んだ。

 洋介さんは「勝てていた。スピーディーになったし、フックがうまくなった。もっとレベルアップする」と太鼓判を押すと、安奈さんは「小さいメイウェザーみたいだった」と声をかけ、涙にくれていたゆたぼんの表情がようやくゆるんだ。

 ゆたぼんは「またボクシングの練習はする。ボクシングとYouTubeが大好きなので全力でやる。YouTUbeが3、ボクシング7で練習してきたけど、五分五分…YouTube6くらいに」と、休止していたユーチューバーとしての活動再開を宣言。「オファーがあればリングに上がりたい。リベンジしたい」と雪辱を誓い、少年革命家の負けん気を見せた。

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