アレック・ボールドウィン、映画撮影時の誤射事故による過失致死罪で訴追へ 最大18カ月の禁固刑も

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 アレック・ボールドウィン
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 俳優アレック・ボールドウィンが、撮影監督ハリーナ・ハッチンスさんの死亡事故に関して過失致死罪で訴追される。2021年10月、映画『ラスト』の撮影現場でリハーサル中、アレックが小道具の銃を誤射したことによりハッチンスさんが死亡した事故で、今回ニューメキシコ州サンタフェの検察当局がアレックらを訴追する方針を明らかにしたかたちだ。

 同映画の武器責任者ハンナ・グティエレス=リードも同様の罪を問われており、有罪判決が出れば最大で18ケ月の禁錮刑と罰金5000ドル(約65万円)を科される可能性がある。

 助監督のデイヴ・ホールズは司法取引に応じ、殺傷性のある武器の過失使用を認め、執行猶予6か月の保護観察処分を言い渡される見込みだ。

 一方でアレックは、ホールズから銃を手渡された時、実弾は入っておらず安全であると伝えられていたとして、自らの過失を否定し続けている。またハッチンスさんに誤射した際、自らは引き金を引いていないと主張していたものの、銃を調査したFBIの報告書は、引き金を引かずに銃弾が放たれる可能性はないと結論づけていた。

 同件は、事故と判断されていたが、ハッチンスさんの遺族は不正行為による死だったとしてアレックをはじめ製作側を相手取り提訴、昨年10月に和解に至り、『ラスト』はハッチンズさんの夫マシュー・ハッチンスさんを製作総指揮に迎え撮影を再開することとなった。

 今回の発表を受け、アレック側は「戦う」意向を明らかにしている。アレックの弁護団はピープルに声明を発表「この決断は、ハリーナ・ハッチンスさんの悲劇的な死を歪曲するもので、酷い誤審です。ボールドウィン氏は、銃の中や撮影セットに実弾が存在するなど知る由もありませんでした。彼は実弾は入っていないと保証した専門家を頼りにしていたのです」「私達はこれらの容疑と戦い、勝訴します」と話している。

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