ビートきよし40年越しの伏線回収 「戦場のメリークリスマス」ロケ参加も出演なかった理由明かす

杉田 康人 杉田 康人
映画「戦場のメリークリスマス 4K修復版」のトークイベントに出演したビートきよし
映画「戦場のメリークリスマス 4K修復版」のトークイベントに出演したビートきよし

 お笑い芸人のビートきよし(73)が20日、都内で映画「戦場のメリークリスマス 4K修復版」(全国順次公開中)のトークイベントに出演。漫才コンビ・ツービートの相方で、同作でハラ軍曹役を演じたビートたけし(76)とともにロケ地に向かいながらも、きよしが出演していない理由を明かした。

 1983年に公開された大島渚監督の代表作。きよしは兵士役でオファーされ、南太平洋に位置するラロトンガ島でロケに参加しながらも出演シーンが一切ない。イベントで共演した映画監督で映画評論家の樋口尚文氏(60)から「都市伝説のよう。長年の謎」と理由を聞かれ、封切り後40年後にようやく口を開いた。

 きよしはスケジュールの都合で1週間しか現地に滞在できなかったが、ラロトンガ島は雨続き。最後の日にようやく晴れたが、出番のうちの1シーンしか撮影できなかったという。大島監督から「ワンカットしか撮れないんだよ。これは全然出ない方がいいんじゃない?全然出なくて帰った方がネタになるんでしょう?ギャラあげるから」と持ちかけてきたことを明かした。

 まさかの提案にも、きよしは「いいですよって、喜んで遊んで帰ってきました」と即答したという。「だから、映画の内容を見てもね…どういう映画なんだろうって。あの映画は、見てもわからないのがいい。わかんないからもう一回『何なんだろう』ってまたみたくなる映画でしょ?」と観客に問いかけた。

 きよしは2022年に同作の4K修復版上映に触れ、自身のツイッターでラロトンガ島にロケに行った思い出をつぶやいたところ「出ていたんですか?」などとツッコミが殺到し大バズり。「○十年かけての壮大なネタ(伏線)回収ですね!」とのリプライに「壮大すぎるだろ監督もう亡くなってるぞ」と返していた。

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