漫才日本一決定戦「M―1グランプリ 2022」の決勝戦が18日、東京・テレビ朝日で行われ、ウエストランドが優勝。すべてが初の最終決戦進出となった3組の争いを制し、過去最多エントリーとなる7261組の頂点に立った。
決勝は準決勝を突破した9組と、敗者復活戦を制したオズワルドの10組の争い。最終決戦にはウエストランド、さや香、ロングコートダディの3組が進出した。3位通過のウエストランド、2位通過のロングコートダディ、1位通過のさや香の順でネタを披露した。審査員7人による最終投票では、ウエストランドが最多票を獲得した。
ウエストランドは2008年11月に結成し、M-1は今年で9回連続出場。20年に初めて決勝に進出したが、9位に終わっていた。この日はファーストラウンド、最終決戦とも「あるなしクイズ」のネタで勝負。河本太の出題に、井口浩之が登場人物を片っ端からディスり倒して爆笑をさらった。ウエストランドはファーストラウンドでは最後となる10番目に登場したが、10番目の優勝者は初となった。
激戦を制しての優勝に、河本は思わず涙。井口は「こんなにセリフも少なくてネタも飛ばすヤツが大号泣してるんで、それが一番腹立ちますね」とジョークを交えて喜びを語り、河本は「今年に入って相方ばかりの稼働が増えて、すごく暇だったので、さすがにチャンピオンになったらコンビで呼んで下さい」と自虐を交えた。番組の最後に井口は「自分の人生ですが、初めて主役になれた気がしました」と充実感を漂わせた。