英人気バンドのギタリストがステージ4のがん告白 メンバーは「もう長くない」

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 デュラン・デュラン
 デュラン・デュラン

 英ロックバンド、デュラン・デュランのギタリスト、アンディ・テイラー(61)がステージ4の転移性前立腺がんの闘病生活を続けていることを公表した。アンディは4年前に診断されたそうで、メンバーのサイモン・ル・ボンは「アンディはもう長くない」と心配している。

 デュラン・デュランは5日、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われたロックの殿堂の式典で、アンディががんの延命治療を受けていることを公表。アンディは同式典でヴォーカルのサイモン、キーボードのニック・ローズ、ベースのジョン・テイラー、ドラムのロジャー・テイラー達との再会を予定していたが、イビサ島の自宅からロサンゼルスへの移動は肉体的にも精神的にも負担が大きいことから断念したという。

 式典で読み上げられたアンディの手紙には「ちょうど4年前、私はステージ4の転移性前立腺がんと診断された。がん患者をもつ家族は、この病気のゆっくりとした進行を目にするだろう。もちろん私も同じだ。最高のファン、素晴らしいバンドに対する深い謙虚さと共に、家族をもつものとして話している。「ロジャース&エドワーズ」(デュラン・デュランのプロデューサーであるナイル・ロジャーズとバーナード・エドワーズ)のような医師団、そしてその治療により最近まで音楽を続けることが可能だった。現在の状態はすぐに生命を脅かすものではないが治療法がなく、高度な延命治療を受けたものの、1週間ほど前に体調が悪化した。チームの並々ならぬ努力にもかかわらず、正直なところ肉体的にも精神的にも自身の限界に挑戦しなければならなくなった」とつづられていた。

 一方サイモンは「バンドメンバーだけでなく、仲間で友達、そして家族の1人でもある奴がもう長くないとわかったことは、本当に残念でならない。アンディを心から愛してる。今ここで立ったまま泣くつもりはないけどこれが我々の気持ちだ」と語った。

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