異世界が広がる!Twitterでバズったファンタジーアイテムを体感できる期間限定テーマパークに行ってきた

野中 比喩 野中 比喩

冒険者の魔法陣風パーテーションや、金属製31kgの巨大斧を制作してSNS上で話題になり、ファンタジー造形の雄として注目を浴びる匠工芸

そんな匠工芸による「ファンタジーを体感せよ!」という体験型展示会が10月8日から兵庫県加古川市の加古川総合文化センターで開催され話題になっているようだ。以前、巨大斧について取材した筆者も、果たしてどのようなファンタジー世界が展開されているのか気になりオープン初日に足を運んだ。

入り口ではRPGで武器屋を示すサインを彷彿とさせるエンブレムが光の中に浮かび上がり、ファンタジーの世界に誘ってくれる。順路にそって歩いてゆくと、武器屋のカウンターとタクミアーマリーの紹介文があり、ここも撮影スポットにはもってこいだ。

フロアは2つ。主に社長の折井匠さんが制作した20点以上の武器と、それにあわせ副社長でコスプレイヤーの桃井鈴さんが制作した衣装が展示されているのだが、それらを手に取ってまるでファンタジーの世界に迷い込んだようなテイストで撮影ができるスペースや、Twitterでバズった話題のパーテーションを使って撮影ができるフォトスポットも設置されており、まさに体験型。

先日アニメ化が決まった「NieR:Automata」に登場する武器で、スクエアエニックスに公式認定された2mの「百獣の剣王」、今回の展示会のために制作された横幅3.8mの大スケールで、まるで大空を飛ぶドラゴンが羽ばたいているかのような「モビールドラゴン」や木の歯車を回して大きなドラゴンの翼を羽ばたかせる「はぐるまドラゴン」など展示物自体も圧巻だ。

今回の展示会に込めた思いについて折井さんにお話を聞いた。

野中:開催初日を終え、今のお気持ちをお聞かせください。

折井: 会場内を歩いていたら「うわー」「すごいー」など来場者のみなさんが感じたことが、自然と声に出ているのが聞こえてきました。試行錯誤を繰り返しての制作でしたが、本当にやって良かったと思いました。

来場者の方がなのか「自分もチャレンジしてみよう」と思えるきっかけになれると嬉しいですね。

野中:コスプレイヤーたちからの注目度が高いようですが、会場でのコスプレ撮影は可能でしょうか?

折井:コスプレイヤーさんにも是非来て欲しいのですが、会場に着替えるスペースがないのでコートなど羽織って来ていただけると有難いです。フォトスポットでは一時的にマスクを外して撮影しても大丈夫にしています。

◇ ◇

折井さんも期間中はほとんど展示会に滞在予定。アイテムの制作秘話やものづくりへの情熱を心ゆくまで語ってくれるので、ご興味ある方はこの機会にぜひ足を運んでいただきたい。

また展示期間中にはさまざまなイベント、ワークショップも開催されるのだが、筆者のおススメは神戸大学謎解き団体「E-Link」が制作した謎解きアトラクション「ドラゴンの呪いと伝説の剣の謎に挑め!」(※土日祝のみ有料。受付で別途参加受付)。謎解きに不慣れな筆者は解読するのに2時間近くかかってしまったがそれも含めてかけがえない体験になった。

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匠工芸展「ファンタジーを体感せよ!」~ファンタジー武器屋タクミアーマリーの世界~

【会場】加古川総合文化センター
https://www.kakogawa-soubun.jp/event/31192/
【開催期間】2022年10月8日(土)〜 11月6日(日)
※休館日10月11日(火)・24日(月)
開場 10:00~17:00(最終入場16:30)
【入場料】
大人(高校性以上)800円 小人(小・中学生)400円
※未就学児入場無料

10月30日、ワークショップ「クリスタルキーホルダーを作ろう」開催(当日先着10名。入館料+1200円)
11月6日、トークショー「折井匠・桃井鈴と楽しく語ろう」(定員50名。先着申込み優先)

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(株)匠工芸
Twitterアカウント:https://twitter.com/takumikougei
桃井鈴さんTwitterアカウント:https://twitter.com/Suzu_momoi
TAKUMIARMORY HP:https://takumiarmory.com/

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