TWICE 日本初アリーナツアーから4年 あの時と現在、何が変わったのか

Danmee Danmee
ユニット活動が噂されている”ミサモ”。左からミナ・モモ・サナ (画像出典:TWICE 公式Instagram)
ユニット活動が噂されている”ミサモ”。左からミナ・モモ・サナ (画像出典:TWICE 公式Instagram)

絶大な人気を誇るガールズグループTWICE(トゥワイス)が、日本で“初”のファンミーティング『TWICE JAPAN FAN MEETING 2022 ONCE DAY』を開催した。

日本ファン待望のイベントは、10月1日と2日に東京で行われ、同8~10日の3日間は大阪で開催される。

TWICEにとって日本は、韓国に次ぐ“第2の本拠地”とも言えるが、彼女たちが日本で初のアリーナツアーを行ったのが2018年9月29日。

同年10月に日本で発売した新曲『STAY BY MY SIDE』は、テレビ朝日系ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』の主題歌に起用された。

あれから4年。4月には東京ドーム3daysのコンサートを成功させるなど、日本での会場規模も格段に大きくなり、今や日本で爆発的な人気を誇っている。

4年前と現在のTWICE、一体何が変化しただろうか。

まず、デビュー8年目を迎えた2022年。やはり重大な出来事と言えば、契約更新である。

7月、メンバー全員で、所属事務所(JYPエンターテインメント、以下JYP)と再契約を行ったことを発表。

健康状態が懸念されるメンバーもいただけに、ファンの喜びもひとしおだった。無事に9人揃った完全体での“TWICE 第2幕”が始まった。

また、契約更新に先立ち、メンバーのソロ活動開始の発表も。トップバッターを切ったのは、最年長のナヨンだ。

6月にソロアルバムを発売すると、7月9日付のビルボードメインチャート“ビルボード200″では7位に入り、歴代K-POPソロアーティストでは最も高い順位となった。

ナヨンに続く次のメンバーに期待が集まっているが、かつてTWICEには「ソロ活動を敬遠しているのでは?」という声が上がっていた。

JYPには、過去に所属していたガールズグループmiss A(ミスエイ)のソロ活動が、メンバーの人気格差を生むという苦い経験があるからだ。

そのため、TWICEも「グループの分裂を誘発してしまうようなソロやユニット活動をしないのでは?」と推測されていた。

今現在、ナヨンに続くソロ活動のニュースは入ってこないが、去る9月にJYPが、“MISAMO(ミサモ)”と英語で書かれたロゴを商標登録した事実が確認された。

“ミサモ”とは、日本人メンバー”ミナ、サナ、モモ”の3人を指す、ファンの愛称だ。

ファンの間では「ナヨンの次は、“ミサモ”のユニット活動か?」と、次なる展開に関心が高まっている。

4年前と比較すると、楽曲の雰囲気やコンセプトも変化。

これまでは、清涼感があって元気ハツラツという、TWICEのキュートなイメージそのものが曲に盛り込まれていた。

『CHEER UP』のMVで見られるように、彼女たちが元気いっぱいのチアガールとなって応援するイメージである。

しかし最近は、大人っぽい印象へと変化を遂げ、8月26日に発売されたアルバムのタイトル曲『Talk that Talk』のMVでは、成熟した大人の女性の魅力が詰まっている。

露出度高めの、色気溢れる衣装を着た彼女たちは「これがTWICE第2幕のコンセプト!?」と大きな話題を集めた。

韓国音楽専門家の間では、彼女たちの軌道修正が成功するのかと疑問を呈する声や、固定化したイメージの恐ろしさを嘆く声も上がっている。

しかし過去には、TWICEのように清純なイメージが強かったApink(エーピンク)が、ガールクラッシュやセクシーなコンセプトに路線変更をして成功しているケースがある。

今回イメージチェンジをした彼女たちには、「元気でキュートなイメージは、事務所の後輩グループNiziU(ニジュー)へ受け継いだ」という意見もあり、第2のTWICE像の確立に向け、新たな魅力を発散している。

そして、TWICEの変化を挙げるならば、アメリカで最も公信力を持つ音楽チャート、ビルボード(Billboard)でもその勢いは歴然である。

2020年以降、ビルボード200で『MORE & MORE』が200位にランクインすると、『Eyes wide open(72位)』、2021年『Taste of Love(6位)』、『Formula of Love: O+T=<3(3位)』と、一段ずつ順位を上げている。

今年はグループ初のアメリカツアーも開催。5つの都市で行われたコンサートは大成功を収め、アメリカでの人気を証明。

またアメリカ国内のみならず、欧州の主要チャートでも頭角を現し始めている。

日本で初のアリーナツアーを開始してから4年、大きな変化を遂げた彼女たちに、ますます期待が集まっている。

(構成:酒井知亜)

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