マイク・タイソン 自らの死が「すぐそこに迫っている」と発言 資産14億円も金銭に執着なし

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マイク・タイソン氏
マイク・タイソン氏

 ボクシングの元ヘビー級世界王者マイク・タイソン氏(56)は、自らの死が「本当に近い」と考えているという。このところ自らの死について考えており、「有効期限」が近づいていると感じているそうだ。

 タイソンは、自身のポッドキャスト番組で、トラウマと依存症を専門とするセラピストのショーン・マクファーランドにこう話している。「我々は皆、もちろんいつか死ぬ」「そこで、鏡で自分を見てみると、顔に小さなシミがあちこちあるんだよ。『これは、有効期限がすぐそこに迫っていることだ』と言えると思う」

 タイソンは2003年に自己破産したものの、現在は総資産が推定1000万ドル(約14億円)と言われている。お金は重要ではないとして、「金は私にとって何の意味も持たない」「大金を手にしたことがない人は、お金で幸せになれると思っているが、私はいつも言っているんだ、大金を持っていると、誰からも愛されないということはない。君が大富豪だったら、私は君に愛の告白なんてできるだろうか」「間違った安心感を持ってしまう。何も起こらない、銀行は破綻しないって考える。多くの金を持っていると無敵だと考えてしまうんだ。でもそれは真実じゃない。だから、金は間違った安心感だといつも言っているんだ」と続けた。

 しかし妻のラキハ・スパイサーは、より安心感を得るためにさらに多くの資産を求めているそうだが、タイソンはその考え方に疑問を抱いているようで「なにが安心だろう?分からないね。銀行に貯金し、毎週小切手を受け取り、一生生活することができる。それが安心かい?そうなら、病気に感染したり、車に轢かれたり、橋から飛び降りたりしないってことかい?どうだろう。それが安心っていうものだろうか?金でそれらから守られるってことかい?」と話している。

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