脳梗塞で療養中の三遊亭円楽、国立演芸場「8月中席」で高座復帰 回復途上で左腕はまひ

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
三遊亭円楽
三遊亭円楽

 今年1月に脳梗塞を患い、5月まで入院していた落語家の三遊亭円楽が、8月11日から上演される国立演芸場の8月中席で高座復帰することが19日、分かった。所属事務所が公式サイトで発表した。

 サイトでは「高座復帰の第一弾は、8月11日から始まります」と公表。だが、まだ回復途上であることから「満を持しての長講一席とはならず、短期間のよもやま話やごく短い落語から、少しずつならして参ります」としており、出番は「仲入り前」となる。

 また「杖なしの歩行が困難なため通常は車椅子を利用し、左腕は亜脱臼と麻痺によって現在もほぼ動かせない状態」と、現状についても報告。今後の予定については、「短時間の出演が許される公演、弊社主催公演など、いくつかの出演が決定しております」「落語会のトリをとれるまでには、まだしばらく時間が必要ですが、リハビリを含め、焦らず日々を過ごして参ります」とした。

 公演自体は20日まで行われるが、円楽の出演予定は初日、千秋楽と14日のみ。14日は日本テレビ系「笑点」で円楽とも長年共演してきた故・桂歌丸さんの誕生日で、歌丸さんは同公演で故・三遊亭円朝さんの長編人情噺を演じることをライフワークとし、長年トリを務めてきた。円楽自身も、19年に脳腫瘍からの復帰した際の高座にも同公演を選んでおり、「うちの師匠(故五代目円楽さん)が引退したのも、歌丸師匠の最後の高座もここ」と話していた。

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