オスカー受賞監督 性的暴行容疑で逮捕『硫黄島からの手紙』では製作総指揮

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ポール・ハギス監督
ポール・ハギス監督

 2004年作『クラッシュ』でアカデミー賞を受賞したポール・ハギス監督(69)が、性的暴行や加重暴行の容疑でイタリアで逮捕された。ハギス監督はある女性の告訴を受け、同国南部オストゥーニで当局に身柄を拘束されたが、担当弁護士は「完全な無実」を主張している。

 バラエティを通して発表された声明には「イタリアの法律上、私は証拠について話すことはできませんが、ハギス氏に対する全ての申し立てが棄却されると確信しています。彼は完全に無実で、早く真実を明らかにするべく当局に全面的に協力する意向です」と綴られている。

 ハギス監督は、今月21日から26日まで開催される芸術祭アローラ・フェストに参加するために同地を訪れていた。だが今回の告発を受け、主催者は声明を発表。ハギス監督の参加中止を伝えると共に、その女性への完全な連帯を示している。

 イタリアでの報道によると、検察は2日にわたり「同意なしの性的関係」を持つことを余儀なくされたという「若い外国人女性」の告発を受けて捜査を進めているという。

 ハギス監督は『クラッシュ』でアカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞したほか、クリント・イーストウッド監督作『ミリオンダラー・ベイビー』と『007/カジノ・ロワイヤル』『007/慰めの報酬』の脚本も手掛けている。また『硫黄島からの手紙』では原案と製作総指揮を務めている。

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