UFO撮影で写った六角形の正体は?「月刊ムー」編集長が解説「光体が動いていれば可能性あり」

北村 泰介 北村 泰介
アムールみるくチャンネル

 昨年末、都内でUFO探索をする動画撮影に同行した。冬の夜空、UFOウォッチャーが指さす光を撮影すると、ビデオカメラの画面に不思議な形状で動くものがあったことを受け、改めて現場で目撃、撮影した人の話を確認した上で、超常現象専門誌「月刊ムー」の三上丈晴編集長に見解を聞いた。

 冬の夜空で、UFOウォッチャーから未確認飛行物体の可能性があるという光を示され、そこにカメラを向けると、六角形などの形をしたモノが激しく不規則に動いていた。この現象を紹介した当サイトの記事に対し、読者からは「レンズ内の絞り羽根の影響」「カメラがブレているから」といった指摘があった。

 自身のYouTubeチャンネルでこの映像を配信した漫画家の森園みるく氏は「翌日、自宅で数個出ている夜空の星を次々にカメラで拡大して見たところ、単に星のまま拡大されるものと、六角形に映る2パターンがあったので、レンズ内の絞りやカメラのブレといった指摘は当てはまらないと思います」という。現場にいたUFOウォッチャーで小説家の山中麻弓さんは「六角形が垣間見えること、揺れて見えることについては、私もレンズと関係があるかも、とも思いますが、点滅しながら移動しているものもあります。フラッシュが別々の場所で、断続的に起こっている感じです。不思議なのは、こちらの意識や問いかけに応えるようにフラッシング(一瞬、弾けるようにパッと強く発光する)現象です」と証言した。

 そこで、三上編集長に見解を聞いた。昨年6月、福島県福島市飯野町に設立された「国際未確認飛行物体研究所」の初代所長でもある同氏は長年、UFOの可能性があるとされる映像を見てきた。

 三上氏は「六角形はズームしたとき、ピントがあってない証拠ですね。光学的な現象です」と解説した上で、「発光体の右下に小さな光体があり、動きが連動しております。トリミングしていなければ、星の可能性があります。星であれば、動いて見えるのは手振れです。点滅していないので、飛行機ではない。動いているという確たる証拠があれば、UFOの可能性はあるかも。プラズマか、エイリアンクラフトか」と分析した。同編集部でも「発光体が(映像の中ではなく実際に)動いているかどうか、がポイントです」と指摘した。

 「小さな光体」が動いていれば、UFOの可能性があるというわけだ。

 この光体について、山中氏は「たまにですが、フラッシングと同じように、こちらの意識に応えるように、小さい光の玉を、ピュッと吐き出す時もあります。ドローンやら新型の軍関係の飛行物体などが飛んでいることも重々考慮していますが、こちらが、いわゆる地球外知的生命体との関連を意識せざるを得ないのは、上記のような、こちらの問いかけや呼びかけに呼応する現象があるからです」と見解を示した。同氏からその動画を見せてもらうと、暗闇の中で瞬く光が確認された。

 一方、三上氏は「ただ、動いていないと、星の可能性が高い。撮影した場所と時間から、その場所で同時刻に、どんな星が見えていたのか。撮影された方角に明るい星、たとえば金星やシリウスなどがないか調べる必要があります。まずは、それを確認してください」とも付け加えた。

 森園氏は「撮影した方向は東の空だったので、位置的に金星ではなくてシリウスの可能性はあります。ただ、シリウスだとしても、カメラで拡大して撮ると、動きながら変化しているので、星だったのかどうかはよく分からないです」と振り返る。山中氏も「シリウスや金星が出ていたとしても、果たしてそれを撮影したかどうかはわかりません。あの晩は光の強い星以外にも、たくさん星らしきものは出ていました」とし、「少なくとも、私、森園さん、プロのカメラマンさんの3人がフレーム内ではなく、肉眼で(光体が)動いていることを認めており、複数の人が認識した事実から、証拠たりえるかもと思います」と補足した。

 山中氏は「その他、様々な形態、大きさのものがやってきています」と今回以外にも発見があることを示した。その上で、同氏は「分かり合える人と体験を共有できればそれでいい、と思って、限られた場で動画や経験談を公開しています」と自身のスタンスを示した。「体験の共有」。そこにUFOを探し求める活動の根本がある。

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