無免許当て逃げの木下富美子都議が議員辞職表明 一転して地味な服装 活動実績は「0」のまま

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
木下富美子都議(提供=共同通信社)
木下富美子都議(提供=共同通信社)

 今年7月の東京都議選期間中に無免許運転で当て逃げ事故を起こして書類送検され、道路交通法違反で在宅起訴されていた木下富美子都議が22日、東京都庁で弁護士同席の下で会見を行い、議員辞職することを発表した。議会には一度も出席せず、活動実績「0」のままでの辞職となった。

 初登庁時とは違い、黒の上下に紺のジャケットという服装、指輪などの装飾品も着けず地味な装いで登場した木下都議は、議長に辞表を提出することを決めたと発表。「小池都知事と直接お話をし、支援者の方とも話し合い、都議会議委員の職を辞する決断を致しました」とした。

 議会を欠席していた間の議員報酬については、寄付を行ったことを改めて説明し、「報酬が欲しいため議員継続を望んだわけではございません」と強調。今回、当選した際に所属していた都民ファーストの会の特別顧問でもある小池百合子知事との話し合いについては「『ここはいったん退いて、今回の交通事故の解決に専念されたらどうか』と言われました。また『これで人生が終わるわけでなく、不祥事を反省し、再出発する際には相談に乗る』とも言われました」と、辞職を促されたことを明かした。

 木下都議は都議選当選翌日の7月5日に、選挙期間中に無免許運転で人身事故を起こしていことが発覚。免停期間中に6回にわたって無免許運転をしていたことも明らかになった。その後、都議会から2度の議員辞職勧告を受け、召喚状も2度に渡って受けていたが、いずれも無視する形で「体調不良」を理由に議会欠席を続けていた。

 だが、体調が回復したことから今月9日に登庁。約4カ月ぶりとなる公の場に、胸元の開いた赤のワンピースに派手な指輪といういでたちで現れ、大きな話題に。その場でも議員辞職を求められたが改めて否定し、〝鋼のメンタル〟などと批判を受けた。

 こうした動きを受け、18日の都議会議院運営委員会では木下都議に対して、自民党、公明党、都民ファーストの会、日本共産党、立憲民主党の5会派が質問を行う予定だった、こちらは「体調の再悪化」を理由に欠席。さらに多くの批判が集まっていた。

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