水樹奈々・ももクロらに楽曲提供の「しほり」 異国の地、4年間の“変異”が詰まったアルバムに自信

松田 和城 松田 和城

 

 水樹奈々やももいろクローバーZなど、人気歌手への楽曲提供で知られるシンガー・ソングライターのしほりが、1日に渡米後初となるフルアルバム『MUTATION』を発売。4年間にわたる新天地・米国での“変異”について語った。

 しほりは2018年から音楽活動の拠点を米国に移した。これまでのキャリアをふいにするリスクを恐れず、当時見ていたというドラマ『Glee』の影響を受け“直感”で移住を決めたという。「当時の盤石で安定感のある生活を続けるよりも、全く未知だけれども、天井も計り知れないアメリカでの冒険をしたいという気持ちが抑えられなくなってしまったんですよね」と振り返った。

 アルバムタイトル「MUTATIO」は、「変異」を意味し、彼女にとって怒濤の日々を過ごした4年間の成長の過程が、音楽という形で記録されている。「渡米直後は、周囲が何を話しているのか全くわからないほどの状態でしたけど、今では現地のミュージシャンやプロモーターなどと仕事の交渉やメディアへの英語インタビューにも堂々と対応するまでに成長できました!」と自信を口にした。

 顔の左右それぞれで異なる、奇抜なメイクが印象的なジャケット写真では、別の生き物へと「変異」しようする姿を表現した。「パンデミックを含めた、激動のニューヨーク生活でサバイブするため、違う生物になるレベルの『変異』を遂げているように感じています。まだまだ変異し続ける“しほりイズム”を世界中に伝播させていきたい」と意気込みを見せた。

 昨年末には、e-sportsでも圧倒的人気を誇るゲーム「League of Legends」のテーマソング「BATTLE QUEENS」の作詞・作曲を担い、自らもボーカルを務めるなど、異国の地で活躍し続けている。「私がアメリカという地で遂げた『変異』がどんなものなのか、ぜひお聴き頂けたらうれしいです」と呼びかけた。

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