「神隠し」都市伝説 海外で消える日本人女性、悲しい末路 拉致問題にも通じる?なべやかん解説

なべやかん なべやかん
写真はイメージです(jgolby/stock.adobe.com)
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 『神隠し』都市伝説を知っているだろうか?

 新婚夫婦が海外旅行先で洋服店に立ち寄った。 妻は洋服を試着するために試着室へ入ったが、試着室から出て来ない。不審を抱いた夫は扉をノックして扉を開けると、妻の姿はない。急いで現地警察に通報したが、外国人であるという事と目撃者がいない事から、早々に調査は打ち切られ、夫は1人日本に帰されてしまった。そして数年後、海外で再会した妻は、想像を絶する姿になっていた…。

 映画『千と千尋の神隠し』と違い、何の救いもない恐ろしい話だ。『神隠し』で消えた人間が発見されたという都市伝説も別に存在する。

 インド旅行をしていた日本人旅行者の話。インドという国は貧富の差が激しく、階級の下の人間は見世物として生活費を稼ぎ生活している場合がある。市場を歩いていると、見世物でお金を稼ごうとしている人間たちがいて、そこに目がうつろの女性がいた。(先述の「妻」と同じ体になっていた)。その女性と目が合うと、今までうつろだった目が「ああ~」と生き返った。彼女は『神隠し』にあった日本人旅行者だったらしく、日本人を見たことで逃避していた世界から現実に戻ったのだった。

 どちらかと言うと、こちらの方が実際にありえそうな気がする。

 『神隠し』都市伝説は本当なのだろうか?

 かつて小泉総理が拉致被害者を連れ帰るまで北朝鮮の拉致問題はタブーだった。小泉総理以前の某総理は、拉致問題に関し「海外に行っていなくなる事はよくある事なので、そういった事にしましょう」と言っていたという事を政治記者が言っていたのを聞いた事がある。北朝鮮に亡命した日本人拉致実行犯は、その行為を「ナンパ」と呼んでいたという事も実行犯にインタビューした人から聞いた。北朝鮮拉致問題は恐ろしいが、別の『神隠し』都市伝説に繋がりそうな話も聞いた事があった。

 20数年前、テレビ撮影のため海外に行った時の事だ。その時のスタッフは、某クイズ番組で世界中を飛び回り、ありとあらゆる情報を集めていた人だった。その人からこんな事を言われた。

 「やかん君、だるまって知ってる?映画『西太后』は観た?●●に行けば、だるま女が置屋にいるよ」。これを聞いた時、都市伝説が頭に浮かんだ。

 「先日、現地コーディネーターに教えられた。俺は行かなかったけど、伝説は本当なのかな?」

 都市伝説よりも都市事実の方が恐ろしい場合がある事を知った。

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