41歳でコロナ死した有名俳優に舞台で“敬意” 妻は悲しみの一周忌「あなたは2インチの距離に」

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ニック・コルデロ
ニック・コルデロ

 昨年7月、新型コロナウイルス感染症との闘病の末に41歳で他界したブロードウェイ俳優のニック・コルデロ氏が生前、出演していたミュージカル「ウェイトレス」で、故人に“敬意”が示されることになった。2016年に大ヒット作となった作品に、ニックはアール役として出演。今年9月からの新舞台では、ニックが歌っていた曲名「リブ・ユア・ライフ」が特別な形で言及されているという。

 BroadwayWorld.com によると、今年9月2日から来年1月9日までエセル・バリモア劇場で公演予定の「ウェイトレス」では、舞台上のレストランに掲げられているパイのメニューボードに、同曲にちなんだ「リブ・ユア・ライフのパイ」が入っているという。

 週末にリハーサルを見ていた舞台美術家スキャット・パスクが、この気の利いたトリビュートの写真をインスタグラムに公開している。

 また、ニックの妻アマンダ・クルーツは先月の一周忌で、大きな恐怖が現実のものとして襲ってきたことを振り返りつつ、ニックに対して自身や2歳の息子エルヴィスを見守り続けてくれている感謝の気持ちをインスタグラムに綴っている。「今日は辛い日です。それ以外に言いようがありません。1年前、あなたは私たちのもとを去り、天国で私たちの天使になりました。あなたはたくさんの愛に包まれ、Spotifyではレッド・ツェッペリンが流れていました。それは、私ではなく、あなたがやったことです」「今年は、あなたがいなくなって寂しく思ったり、あなたのことを考えたり、話したりしない日は1日もありませんでした。私たちの守護天使でいてくれて、サインを送ってくれて、天国で私のDJでいてくれて、ありがとう。あなたがたった2インチ(約5センチメートル)の距離にいることはわかっています」

 2017年9月にニックと結婚したアマンダはまた、一緒に過ごした「数年の短い期間」に常に感謝しており、「私たちが一緒にいられたのはほんの数年でしたが、たくさんの愛、笑い、冒険、夢、変化、そして成長に満ちていました。それは私の 『ニック時代 』であり、永遠の思い出です」と綴った。

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