「スカイフィッシュ」を覚えてますか?河童目撃アイドルが注目のUМA、正体はUFOにも関係か

北村 泰介 北村 泰介
「河童を見た」と証言する、ちゃんもも◎。今、注目のUMAは「スカイフィッシュ」だという
「河童を見た」と証言する、ちゃんもも◎。今、注目のUMAは「スカイフィッシュ」だという

 タレント、作家、歌手としてマルチに活動する「ちゃんもも◎」はUMA(未確認動物)への関心が高い。当サイトの取材に対し、初めてUМAを見た原体験を振り返り、「今も気になるUМA」として、2000年代にテレビで話題になった「スカイフィッシュ」を挙げた。

 フジテレビ系「テラスハウス」に本名の竹内桃子で2012年に初期メンバーとして出演。14年に加入したアイドルグループ「バンドじゃないもん!」のメンバーや作家として活動し、6月で30歳になった。「ちゃんもも◎」は「河童」について証言した。

 「私は箱根で幼少期を過ごしているんですけど、墓地に子どもの河童がいたのをバスの車窓から見ました。箱根って道路の側面が崖で、山の斜面に道路が作られている感じなんですが、そこに古いお墓があって、河童が1体だけ墓石の後ろ側に立ち、胸から上を出していた。体は緑色でした。鮮明に覚えているので小学5、6年の時です。河童って、UМAというより妖怪ぽいですけど」

 第三者が信じなくても、本人の記憶に刻まれていること自体は否定できない。ちゃんもも◎は「実際に見たことはない」とした上で、スカイフィッシュに強い興味を示した。

 「UМAといえば、スカイフィッシュ。私が小学生の頃、ネッシーより人気のあるUМAでした。『ザ・未確認生命体』って感じなんですけど、私はすごく好きで、キーホルダーとか付けていました。キャラクターとして商品化されていたんですよ。テレビでもよくやっていたから、1990年代前半くらい生まれの私世代だと、好きだった人がいっぱいいたんじゃないかと思います。でも、最近、聞かなくなりましたね。今、どうなっているのか気になります」

 スカイフィッシュとは長い棒状の体(全長は数センチから2メートルなど諸説あり)に帯状のひれを持つとされ、空中を時速280キロ以上のスピードで移動するために肉眼では見えず、動画や画像で確認できる謎の生命体として、95年の発見例を端緒にUМAとして話題になった。2000年代には日本のテレビ番組で存在の真偽が検証され、カメラに映ったハエや蛾などの残像がその正体であるとされているが、実際のところはよく分からない。

 ちゃんもも◎は「シャッタースピードが遅いカメラで撮ると、ハエや蛾とかが飛んでいる写真が高速で飛ぶ魚に見えたという説もありますが、目に見えないスピードで飛んでいる『何か』という可能性もある。スカイフィッシュは動くのが早いので人間の眼では見えないから未確認生命体であり、映像や写真とかだけに写るというのはロマンがあるじゃないですか」と主張。「まだ見たことはないけど好きです。詳しい人がいたら、スカイフィッシュの近況とかを聞いてみたい」と思いをかきたてた。

 そこで、UМAも含め、不思議科学、UFO、オカルト、世界遺産など知的好奇心を刺激するニュースサイト「TOCANA(トカナ)」の角由紀子編集長に、スカイフィッシュについて聞いた。

 角さんは「(スカイフィッシュが)近年聞かれなくなったというのは表向きの情報で、オカルト界では日々、スカイフィッシュの目撃情報が報告されています。しかし、近年は、そうしたUMA目撃情報を一辺倒にフェイクニュース扱いする傾向があり、大手メディアでは取り上げられにくくなっています」と現状を伝えた。

 その上で、角さんは「スカイフィッシュは鳥や虫だと言われてきましたが、最初に発見されたのがUFO史上最も有名な事件であるロズウェル事件の場所であることは重要なポイントです」と指摘。「ロズウェル事件」とは1947年7月に米ニューメキシコ州ロズウェル付近でUFOが墜落し、米軍が回収したと報じられた有名な事件だ。

 角さんは「UFOは、今年米軍が発表したレポートにも記されているとおり、見間違いでも何でもなく、正真正銘の未確認飛行物体です。スカイフィッシュと思しきものが、果たしてUMAなのか、あるいはUFOなのかは分かりませんが、そうした未知なる存在が現実に存在することは認めざるを得ない時代になっています。ゆえに、目撃情報は笑い飛ばせるものではなく、国防に関わる重要証言として扱われるべきです」と見解を示した。

 スカイフィッシュとUFOの関連性が浮上していたとは…。日本では、メディアに消費された感もあったが、未知の存在として今も生き続けている。

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