元HKT「ゆうこす」は年商7億円の社長 社会経験で学んだ「モテ」の3カ条とは

福島 大輔 福島 大輔

 元HKT48で、タレント、起業家としても活躍する「ゆうこす」こと菅本裕子が、このほどよろず~のインタビューに応じた。2016年に個人事務所「KOS」を設立し、現在の年商はなんと7億円を突破。突然のアイドル卒業から、空白期間を経ての華麗なる転身を果たした〝激動の10年〟。自ら命名した「モテクリエイター」としての生き様を、赤裸々に語った。

 ツイッターのフォロワー数は約38万人、インスタグラムは約50万人と、若い世代の女性から圧倒的な支持を集めるゆうこす。タレントであり、起業家でもあるが、自らは「モテクリエイター」と名乗っている。きっかけとなったのは、HKT48を卒業後、SNSで発信する中で、いわゆる〝アンチ〟から「ぶりっ子」「あざとい」と言われたことだった。「アイドル時代にグループの中で戦っていく中で、自分の個性をずっと求めてきたので、『ぶりっ子』が自分の個性だと思えたんです。でもそれを、グラビアとかで対男性に発信するというのは、また没個性になる。だから女性に向けて、メークやファッションを動画とかを通して『モテクリエイター』として発信し始めたんです」と明かした。

 HKT48に在籍したのは、わずか半年あまり。「アイドルで頑張っている人たちに対しては、すごく失礼な理由に当たるとは思うんですが、当時、私は高校3年生で、進路を考えたりとか、高校に通ってたので、周りが恋愛する姿を見て『いいな~』と思っちゃったりとか…。あと、体も弱くて、体が付いていかなかったというのが一番大きいかもしれない。いまだに覚えてるのが、もつ鍋食べてるときに気を失って、顔面から鍋に突っ込んじゃって顔中やけどしたこともありました」という。

 卒業発表と同時に、他のメンバーも複数人、卒業を発表。その結果、ゆうこすの卒業も、とかくネガティブなイメージで見られた。「シンプルにタイミングが悪かったですね」と苦笑いしつつ、「ネット上って、『正しいか正しくないか』ではなくて、『何が面白いか』が正義になるところがありますよね。辞めたときに、あることないことというか、〝ないことないこと〟を言われて、いくら否定したところで意味がなかった。そういう世界なんだ…と感じましたね」と振り返った。

 その後は約1年、実家で休養。「母も父もすごく理解があって優しかったので、ずっとゲームしたりネットしたり(笑)」という日々を過ごす中で、自分の進む道を整理していった。「アイドルの時は、みんなに好かれることが正しかった。『モテクリエイター』として範囲を絞ることによって、コアなファンを作って、少しずつコアな幅を広げていこうという風に切り替えたんですけど、それがちょうどSNSとの相性が良かったかなと」とその作戦は成功。「起業した時は、親戚と専門学校時代の同級生との3人。仲の良くない人とは始めたくないと思って」と、自分の気持ちに素直に従った結果、「今はタレントの育成もやっていて、1700人ぐらい所属してくれてます」という大所帯となった。

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