ふすまにラオウ、駐車場にジョジョ NHK朝ドラ舞台に衝撃の物件が!

福島 大輔 福島 大輔

 5月17日からスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となる宮城県登米市に、衝撃的なアパートが存在するとツイッターなどで話題となっている。

 アパートの名は「スタープラチナ」。マンガ好きの方はニヤリとするかもしれない。1986年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、いまだにレジェンド的人気を誇るマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部主人公・空条承太郎が持つ超能力であるスタンド(幽波紋)の名前なのだ。

ド迫力のラオウ様が圧倒…愛らしいスヌーピーも

 衝撃的なのは名前だけではない。同アパートには4部屋あるが、うち1部屋のふすまには、マンガ「北斗の拳」の人気キャラクター・ラオウの姿がデカデカと描かれており、「我が生涯に一片の悔いなし」という名ゼリフまで添えられているド迫力。また、別の2部屋のふすまには、かわいらしいスヌーピーのイラストが描かれている。

 アパートの所有者は、宮城県内で不動産賃貸業を営む早川義輝さん(49)。早川さんは「登米市は、石ノ森章太郎先生の故郷なんです。なので、マンガを使って登米市らしい物件にしてみようと思って」と、衝撃リフォームの理由を明かした。イラストは、市販されている「アサヒペン」の障子紙を使用。ラオウ部屋は早川さんが、スヌーピー部屋は早川さんの娘が考案したが、「先にスヌーピーの部屋の方が埋まってしまって、面目が保てませんでした」という。

駐車場の白線代わりに「オラオララッシュ」

 早川さんは「僕は『週刊少年ジャンプ』世代で、北斗の拳やジョジョが大好きだった。『スタープラチナ』も、もちろんジョジョからの命名です」と説明。「最初は駐車場に、白線の代わりに白い文字で『オラオラオラオラオラ』(作中でのスタープラチナ発生時のかけ声)って書いたんですけど、さすがに理解されなくて『何ですかこれ?』って聞かれたんで、消しました」と笑った。

 ラオウ部屋も、この春に無事成約。同アパートの成約特典には、超大ヒット映画「鬼滅の刃」の巾着が贈られるのも魅力だ。現在、空いているのは4部屋中2部屋だという。外観も独特で、検索してもらえるように、検索サイト・Yahoo!の「Y」をデザイン。アパート名を書いた看板には「虫眼鏡」のマークを入れている。今年は「おかえりモネ」で登米市の盛り上がりが期待できることもあり、早川さんは「こうやって話題になってくれるのは、非常にうれしいことですね」と喜んでいた。

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