ギターレジェンドが死去、86歳 レコード売り上げ1億枚以上!唯一無二「巧い人なんていくらでもいる」

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 デュアン・エディ氏
 デュアン・エディ氏

 ギタリストのデュアン・エディさんが死去した。86歳だった。

 『レベル・ラウザー』『ピーター・ガン』など、その唯一無二のサウンドで「キング・オブ・トゥワング」と呼ばれたデュアン。がんの闘病生活の末4月30日にテネシー州フランクリンのウィリアムソン・ヘルス病院で愛する人々に囲まれながら息を引き取ったことが、2日に発表された。

 広報はこう伝えている。「デュアンは決して聴き間違えることのない独自の『トゥワング』サウンドで世界中のギタリストらに影響を与えました」「彼は最初のロックンロールのギターゴッドであり、真に謙虚で素晴らしい人間でした」「その不在が惜しまれることでしょう」

 デュアンはロック黎明期のトゥワング・サウンドでブルース・スプリングスティーンやジョージ・ハリスンを含め多くのギタリストを魅了、世界で1億枚以上のレコードを売り上げ、1958年から63年にかけてTop40にシングル16曲を送り込み、86年には自身の曲『ピーター・ガン』のリメイクで再びチャートに返り咲いていた。

 5歳からギターを始め、独学で腕を磨いたデュアン、プロデューサーのリー・ヘイゼルウッドと共に作り上げたその唯一無二のサウンドについて1980年代にこう振り返っていた。「僕は誰もがそれとわかる特徴的なサウンドを持っている。それにはかなりこだわったんだ」「僕は最高にテクニカルな奏者とは言えない。最善を尽くしただけさ」「ギターで僕より巧い人なんていくらでもいる。多くは僕を超えている」「でもその中には僕がギターから聴きたくない音もあるんだ」

 そんなデュアンが生み出した「トゥワング」サウンドは、リーがプロデュースしたナンシー・シナトラの1960年代のヒット曲『ディーズ・ブーツ・アー・メイド・フォー・ウォーキン』でも聴くことができる。

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