西武池袋本店(東京都豊島区)で8月3日から14日まで、7階催事場で「池袋・豊島・西武沿線 レトロ百貨展」が開催される。池袋、西武沿線を中心とする街の変遷を追体験できる企画展で、昭和ジオラマ作家・山本高樹氏による「池袋駅周辺」ジオラマが登場する。
ジオラマは、昨年10月に豊島区立郷土資料館で開催された「豊島大博覧会」の展示品を再編集したもの。路面電車(都電)とトロリーバスが併存する街並みにそびえ立つ西武百貨店。「明治キャラメル」「池袋明治屋」「一貫堂時計店」などの看板も魅力的。昭和30年代後半から40年代前半を想定した池袋駅西口・東口周辺が現代によみがえる。また、国際アート・カルチャー都市としての豊島区の今を表現する写真・映像も展示。加えて、将来像をあらわした大型都市模型も登場。昭和から始まり現在、未来にいたる池袋を俯瞰(ふかん)できる。
そのほか、「トキワ荘マンガミュージアム」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」といった漫画・アニメ作品関連の資料、西武鉄道が所蔵する駅や車両にまつわる資料なども展示される。