歌手のリッキー・マーティン(50)が甥への近親相姦と虐待疑惑について初めて口を開いた。21日に甥からの提訴が取り下げとなったリッキーは、セラピーを兼ねて音楽に戻るとしている。
TMZが発表した動画の中でリッキーはこう話す。
「僕がカメラの前に立っている理由は、自分の癒しの過程を始めるために話す必要性を本気で感じているからです」
「この2週間、僕は自分を弁護することが許されていませんでした。法律で、判事の前に出廷するまでは話すことが禁止されているからです」
「この訴えが間違いだったことが証明されて、神様に感謝しています。真実を言います。本当に辛かったです。絶望的でした。僕にとって、僕の家族や友人にとって。こんなこと誰にも経験して欲しくありません」
甥のデニス・ヤディエル・サンチェスさん(21)は7月1日にリッキーに対し接近禁止命令を申請。叔父であるリッキーと性的関係を持っていたこと、その関係が終わると、虐待され執拗につけ回されたと訴えていた。
有罪となった場合、最長で懲役50年の可能性があった同件についてリッキーはこう続けた。
「この支離滅裂な訴えをした人間へ、最善を祈ります。そして彼が助けを得て、愛と真実、喜びに満ちた新たな人生を送り、他人を傷つけないことを願っています。今、僕の優先事項は癒しです。どうやって癒すか?音楽によってです」
「ステージに戻るのが待ちきれません。カメラの前に立って人を楽しませる。それが僕が最も得意とすることです」
「僕の友人全員に感謝します。そして僕を常に信じてくれるファンの皆にありがとうと言いたいです」
「皆さんがソーシャルメディアでのコメントを通して僕にどれだけの強さを与えてくれたのかは想像できないでしょう。皆さんにも愛と光を。同じ強さと情熱をもって前を向きましょう。皆さんに神の御加護がありますように」
21日の公判でプエルトリコの判事はサンチェスさんからのリッキーに対する接近禁止令の申請を却下。リッキーはZOOMでの出廷だったものの、沈黙を貫いていたそうで、リッキーの弁護団は今回の訴えを「おぞましいもの」と非難していたという。